敬老パスの紛失 | geezenstacの森

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敬老パスの紛失

 

 不思議なことが起きました。昨日のことです。いつも通り、仕事に行くために財布に入れてある「敬老パス」を市バスのタッチ部分にかざしたのですが、反応しません。慌ててカードを確認したのですが、あるはずのカードがありません。消えているのです。

 

 財布はいつもズボンのポケットに入れています。前日も使ってそのままズボンのポケットに戻しています。それなのに、朝使おうと思ったら消えていたのです。落とすような場面は思い浮かびません。ミステリーな現象ですが、現実です。

 

 

 名古屋市の敬老パスは現在65歳以上に給付されていて、所得によって1,000から5,000円の負担になっています。小生はまだ、働いていますから上限の5,000円を負担しています。しかし、この金額で名古屋市の市バス、地下鉄、あおなみ線、ガイドウェイバスが乗り放題なのですからありがたいものです。この敬老パスは、以前は磁気カード式になっていたのですが、現在はICカードの「manaca」と一体になっています。別途チャージすれば他のJRや名鉄、近鉄などにも乗車ができますし、ショッピングや飲食の支払いにも使えます。ただ、普通のmanacaに比べて色がド派手です。名古屋ですから金のシャチホコにちなんで金色です。いわゆるゴールドカードですな。ステータスはあります。

 

 その敬老パスを紛失したのですから、大変です。当日は現金支払いでバスに乗車しました。1回210円ですから、往復1日420円です。12日間現金払いをすれば5,000円を超えてしまいます。

 

 てなことで、幸い翌日は仕事休みでしたからすぐに区役所に駆けつけました。敬老パスの紛失は区役所の敬老福祉課が担当窓口です。窓口で紛失や盗難の経緯を用紙に記入し、提出します。そうすると、再発行手数料が520円かかりますが、区役所内の銀行の出張所で支払いを済ませ、その領収書を改めて提出すると「敬老パス臨時乗車証が交付されます。

 

 これは正式なICタイプのmanacaが到着するまでの臨時乗車証で紙に印刷されたものなのでいちいち運転手や改札窓口で提示するという煩わしさはありますが、ひとまず安心しました。

 

 

 この、紛失、盗難のICカードは即刻利用停止処理がなされました。

 

 

 さて、名古屋市の敬老パスの運用基準が来年の2月から運用基準が変わります。名古屋市内のJR東海、名鉄、近鉄、さらに三重交通のバスにも適用が広がります。ただし、引き換えに現在は年間利用回数に上限はありませんが、年間利用回数の上限が730回に制限されます。これは反対に乗り換え利用している人にとつては大きなマイナスポイントにもなります。最寄りの市バスエカから乗車しターミナルで地下鉄に乗り換え、さらに市バスに乗って目的地に移動というパターンが考えられます。これだと1回の利用で往復6カウントになってしまいますから実質121回しか利用できないことになってしまい、反対に利便性が減少してしまいます。

 

 名古屋の河村市長は今年の選挙戦で乗り継ぎ制限をなくすことを公約に掲げていました。いろいろ物議を醸した市長ですが、ここらあたりは是非とも公約を実現させてほしいものです。