諸事雑感 | geezenstacの森

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諸事雑感
 

 レジ袋が有料になって一年以上になりますが、皆さんはどうしてますか?小生は有料になってから一度も購入したことがありません。そもそも、この有料化には意味がないからです。小泉環境相の失政の最たるものと思っています。元々、スーパーのレジ袋は紙製でした。それがいつの間にか、手でぶら下げるポリエチレン製に切り替わりました。紙製は抱え込む形で持ち帰るスタイルでしたからそういう意味では進化したのでしょう。

 

 

 しかし、このレジ袋、有料化の対象となったのは、プラスチック製のレジ袋のみ。その中にも、持ち手のない袋や、原料にバイオマスを25%以上使用しているレジ袋など、素材や厚さによって対象外になっているのです。要は、小売業者が便乗値上げをしているということです。周りを見てみれば、マック、吉野家やケンタッキーなどのいくつかの企業は、有料対象外のバイオマスプラスチック製のレジ袋に切り替えて無料配布を続けていることも話題になっています。

 

 こういう中途半端な施作を押し付けた環境省は反省すべきです。はたして、有料で買わされているレジ袋はどう言ったものかの検証も必要です。ユニクロは価格はそのまま税込価格でレジ袋は有料にしたということでは評価できますが、大手のスーパー、コンビニ各社な至っては実質値上げです。

 

 

 そんなこともあり、小生はコンビニを利用しません。どこか一企業でもレジ袋を紙製に戻すか、バイオマスのレジ袋で無料にするという企業が出てきたらそこを利用するでしょう。

 

 また、もう一つの問題として、キャッシュレスの普及を政府は推し進めていますが、これも疑問です。世界的な流れは確かにそうでしょうが何も世界に追従する必要がないとも言えます。ヤフーのペイペイが大規模なキャンペーンをやって良識のあるキャッシュレスの「オリガミ」が消滅しました。形の上ではメルペイに吸収ということですが実質的には消滅でしょう。このサービス、当初は金利が安かったのであっという間に普及しました。しかし、ある程度の市場キャパが取れたということで、昨年の10月からこの金利を引き上げ、それを機にペイペイから離脱という店も増えています。つまり、使えなければ意味がないという状態になりつつあるのも事実です。

 

 

 さて、このキャッシュレスの流れに反して、最近はスーパーでもドラッグストアでも現金決済がじわじわと増えてきています。小生の周りでは全国区の「LAMU」、最近話題の「ロピア」、小生の地元の「カネスエ」、ドラッグストアの「コスモス」なんかはこの現金決済にこだわっています。そのぶん商品価格は周りのスーパーやドラッギストアよりも安くなっています。キャッシュレスの利便性を重視して価格は割高でも良しとするか、小生のように年金生活者のように少しでも安い店で買い物をするかの選択肢の違いでしょう。

 

 

 まあ、この辺りは昔スーパーに勤めていた人間の性向というべきものなんでしょうが、昔は一般の小売店よりも安いということでスーパーは地元の商店街を駆逐していきました。ですが、今のコンビニは価格は定価で、昔の小売店と変わりません。便利さだけが武器です。現代の若者はこの便利さ重視でコンビニを利用するのでしょうが何だかなぁという感じです。