第95回国展 名古屋展
その2

「国展」のパンフレットはあっさりしたもので、モノクローム仕様です。まあ、会期も6日間ですからこれで十分です。作品名と作者が一覧表になっていますから、確認しながら鑑賞できます。ただ、展示は大雑把には分類されていますが、会場の都合で合体している部分もあります。
絵画の続きからです。立体的な作品もあり、絵画というよりは工芸に近い作品です。ここでは。下の作品は絵画で分類されています。

刻の流れ 椎名久夫

時間の叫び 伊藤亮

中央部の拡大部分

いきづくものたち 河原和美

Panta Rhei 大前美登利

BONSAI 東條新一郎

中央の拡大

右端の拡大

ポートローウェルにて 松宮純夫


作品のサイズはまちまちで、小さくても、注目の作品はいくつもあります。
ここからは版画作品です。

相聞歌 A・B 塩崎淳子

Requiem 211 米倉泉

Thoughtography 21-01 神田和也
ここから彫刻てです。

月の光 宮下真理子

陽風 No.9 大成浩

遺跡 古島実

しゅうしょくきぼう 鈴木琢磨
子供と猫の組み合わせとタイトルのミスマッチでしばらく考え込んでしまいました。
ここから写真です。

光射す 塚田行孝

砂の形象II 橋本利惠

写真作品

橋梁空間 高野隆一
写真はこれが一番印象に残りました。橋梁のつなぎ目から覗く青空を切り取っています。そこに差し込む光が絶妙のコントラストを描いています。

蜻蛉 松尾エリカ

融氷 川中子寿一 遺作

重力と風の造形 越山勇

プラネット 佐藤紀行

水溜りには金魚が泳いでいます

厳冬のフォルム 三宅道男
ここからは一応工芸品です。染織品が多いです。


今年は東京で開催されなかったこともあり、国展のホームページに「国展95」のWEB展示が設けられています。ただ、チエックすると別の年度の作品がアップされていて、全く参考になりません。これらの作品は是非会場に足を運んで鑑賞してみてください。