愛知県立図書館の
「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」
3月4日のアクセス数はびっくりしました。なんといきなり1410の表示になっていて最終的には1568まで上昇しました。ちょっとした炎上でしょうか!?そんなことで、音楽レビューのジャンルでなんと12位まで上昇したではありませんか、新記録です。
ありがたいことです。
さて、本題です。名古屋市に住んでいると各区毎に図書館があり、我が家の近くは人口も多いせいか、至近距離に4つの図書館があります。まあ、住所も都道府県はすっ飛ばして「名古屋市」から記載を始めますから、愛知県人としての自覚はほとんどありません。ですから今まで愛知県立図書館など行ったことがなかったのですが、今年1月に「愛知アールブリュット作品展」を観に行ったことで初めて訪れることになりました。
その際、せっかく図書館に行ったのだからと登録カードを申請してみました。その時初めて、登録するとなんと無料で「ナクソス・ミュージックライブラリー」が利用できることを知りました。全国にこういう図書館がいくつ存在するか知りませんが、ここ愛知はナクソスの生みの親、クラウス・ハイマン氏の奥さんである西崎崇子さんが名古屋市の出身であり、なおかつ長く発売元だつた「アイヴィー」という会社が愛知県にあったということも関係しているのでしょうかねぇ?
ただ、色々制約はあるようで、注意書きには携帯やスマホでは利用できないことが書かれています。小生はパソコンを使用して聴くことにしていますので、こういう問題はありません。
利用案内にはプレイリストが図書館が作成したもののみ利用可能ということになっていますが、ほぼ通常利用リストと同じなのではないでしょうか。ちなみに小生が好きなベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を検索するとズラーっと再生可能リストが並びます。これだけでも壮観なものです。一部を拾ってみると以下のようになります。このリストを印刷しようものなら19ページにもなります。
まあ、すべてのソースが登録されているわけではなく、日々更新されているようで、この「英雄」の最新は2021年2月24日にアーノンクール/コンセルトヘボウ(ライブ)の録音が登録されています。
登録されているリストの中で最長の演奏はジュリーニ/ロスアンジェルス交響楽団の演奏で、57:30となっています。今その演奏を聴きながらこの記事を書いています。
このジュリーニの演奏は「ジュリーニ・イン・アメリカ」というアルバムに含まれていて、ジュリーニがロスフィルとDGGに録音したすべての演奏を聴くことかできます。また、指揮者で検索するとユニヴァーサルやワーナーEMIに録音したものはほぼリストアップされています。ただ、ソニー系はいつもながら排他的ですから一つも見当たりません。
個人的にはこういうライブラリーがログイン中は、ずっと無料で楽しめることは、望外の喜びです。