クレンペラーの未完成とイタリア | geezenstacの森

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クレンペラーの未完成とイタリア

 

曲目/

シューベルト/交響曲第八番「未完成」

1.第1楽章-アレグロ・モデラート 13:38

2.第2楽章-アンダンテ・コンモート 11:35

メンデルスゾーン/交響曲第四番「イタリア」*

3.第1楽章-アレグロ・ヴイヴァーチェ 8:23

4.第2楽章-アンダンテ・コン・モート 6:24

5.第3楽章-コン・モート・モデラート 6:22

6.第4楽章-サルタレッロ 6:12

 

指揮/オットー・クレンペラー

演奏/フィルハーモニア管弦楽団

 

録音/1963/02/04,06 キングスウェイホール

       1960/02/15,17,19* アビーロード第1スタジオ

P:ワルター・レッグ

E:ダグラス・レーター

 

東芝EMI AW-8503

 



 プロデューサーのワルター・レッグが第2次世界大戦後の混乱期に私財をなげうって創設したフィルハーモニア管はレコーディング専用のオーケストラとしてスタートしましたが、ナチス協力者だったということもあり、自由に指揮活動ができなかったカラヤンを積極的に起用し最初のベートーヴェン交響曲全集を完成させましたが、1955年にベルリンフィルの音楽監督に就任するとDGGに移籍してしまいました。そして、後任にと考えていたグィド・カンテルリは飛行機事故で若くして急逝してしまい、急遽常任指揮者になったのがクレンペラーでした。それは1959年の就任でしたが老齢だったクレンペラーはそれでも引退する1972年まで精力的にこのオーケストラと録音を残しました。