Go to travel が Go to trouble へ | geezenstacの森

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Go to travel が 

Go to trouble

 

 

 このブログではあまり時事ネタわ取り上げることはしないのですが、今回の稚拙な国交相のGo to travelの東京都の除外には正直言って呆れかえってしまいました。そもそも8月からの実施が急遽7月22日に前倒しになったのも稚拙だと思いますが、東京だけを除外するというのはどうも胡散臭い事象ではないでしょうか。この22日という設定は、23日に国の休業補償が切れてしまうからの方策で、政府の金の出し渋りが根底に有るのを忘れてはいけません。コロナ対策ありきの方針では無いのです。

 

 まず、菅官房長官が感染者数が増えているのは「東京の問題だ」と述べたことが全ての発端だと言えるのではないでしょうか。まあ、この東京を除外するという今回の措置は東京都と国のいがみ合いの結果としか取れません。専門家会議でも首都圏の1都3県での実施は議論が深まらなかったという発言が聞こえてきましたから、推測すると東京狙い撃ちと勘ぐられても仕方がないことでしょう。

 

 これによって、東京への旅行、東京からの旅行はブレーキがかかるでしょうが、すでに申し込んだ人のキャンセル料は国は関知しないということではトラブルの元となるでしょう。すでに実施までは1週間を切っている段階ですから、こんな状況で判断する国の無策ぶり、慌てぶりを露呈したようなものです。まさにGo to travel が Go to trouble になっていると言っても過言ではないでしょう。

 

 国は旅行を推進するなら、旅行者のPCR検査を実施したうえで安心を担保に旅行をさせるのが本筋ではないでしょうか。そこを決断しなくてGo to travelを実施するのはリスクでしかないでしょう。PCR検査の体制も2月からどれほど上積みされたのでしょうか。安倍首相の発言は最低でも2万人体制を目指すと言っていましたが・・・。フランスでは大活躍している日本製の素晴らしい器械があるのにお膝元の日本では承認されていないとは寂しいことです。

 

 この時期に感染を収束させる気がないということは、政府は来年のオリンピックはもう諦めているということでしょう。今感染のベースが上がるということは、秋冬はそこから上積みされるということですからね。

 

 これで、コロナの感染者が爆発的に増加したら政府はどう責任を取るのでしょう。それこそ、安倍総理は進退をかけて実施するのだということを宣言しなければならないでしょう。もう、安倍政権に先があるとは思えませんなぁ。