名古屋市市民ギャラリーの展覧会 2
パート2は「世界遺産の旅、水彩画展-大沢勝弘」です。サブタイトルに「ヨーロッパ・アジア・日本・風に吹かれて・・・」とありました。
展示スペースには、大量の作品が整然と並べられています。受付を済ませ、右手から作品を鑑賞していきます。
いきなり目に飛び込んでくるのは白川郷の3枚の絵です。他はすべて1点づつなのにこの白川郷だけは3点並んでいました。よく見ると1枚目はラージュ絵画だということがわかります。雪景色の中に手前にひまわりが配置されています。夏と冬が同居しているのは面白い効果を生んでいます。2枚目は秋景色でしょうが緻密でありながらどことなくメルヘンチックな雰囲気を感じます。
3枚とも合掌造りの家屋を描いていますが、そのどれもがデザインが違うことがわかります。
清水の舞台を描いています。建物の描写は緻密そのものですが、空の雲の描き方は浮世絵を連想させます。こういう遊び心がいいですねぇ。
この富士山なんか逆さ富士の赤富士だすが、北斎の赤富士を連想させます。
豪華絢爛な日光東照宮です。この細部の描き方には驚嘆です。
チベットーポタラ宮
河西回廊-敦煌
ノートルダム寺院
今は焼け落ちてしまった鐘楼です
ドゥオモーシエナ
コルマール-フランス
イタリアの南部にマティーラという丘陵地帯があります。ここの柔らかい地質を利用して人々が何年もかかって掘り進んで山の斜面に洞窟をつくりそれを住居としていた住居群です。約4000戸もあるそうです。
こちらの絵では紫陽花がコラージュしています。
ヨーロッパとアジアの接点とも言われる街ですね。