名古屋市市民ギャラリーの展覧会 1
7月になって文化活動の方も少しは再開しているようなので、名古屋市栄にある中区役所の7階の「市民ギャラリー」で開催されている展覧会に出かけました。同じ栄には愛知県の芸術文化センターもあるのですが、こちらの方は展覧会やコンサートも7月はすべて中止のようです。名古屋市は芸術分野にもコロナ関係では救済金を出していたのですが、愛知県はこちら方面には全く関心がないようで、芸術文化関係は1ヶ月経ってもなんら対策を取っていないようですな。形だけは6月4日からプレイガスども再開しているのですが、形だけで、受付の女の子は手持ち無沙汰でスマホとにらめっこをしているし、併設の喫茶スペースも再開したと思ったら、また店を閉めていました。
愛知県は図体はでかいのでしょうが、こういう文化活動は関心がないのでしょう。これではトリエンナーレの失態も、さもありなんという気がしてしまいます。知事のリコール騒動が起こっているのにも納得してしまいます。その点、名古屋市は曲がりなりにもちゃんと動き出しているのは見上げたものです。
今回鑑賞したのは3つの展覧会です。
第29回 輝(きらら)洋画展
第24回 レザンの会
世界遺産の旅 大澤勝弘水彩画展
一応どの会場でも消毒液が置かれ、体温測定と連絡先だけは記入する措置が取られていました。小生の目に止まった作品だけですが、次のような作品が並んでいました。
この3点は写真と見間違うほどの精緻な筆致で思わず見とれてしまいました。左から名古屋城東隅櫓、津島神社楼門、呉港の艦船が描かれています。下がアップ写真です。
くらがり渓谷
上の2枚し「ブラックホール」を描いたものです。
海峡
絵をよく見ると「世界一狭い海峡 土橋海峡 ギネスブック認定」と書かれています。どこにあるものか調べてみたら、小豆島と前島に挟まれた海峡で、土庄(とのしょう)港と池田湾の間にある海峡(海峡=陸地によって狭められている海域)でした。海峡といっても全長は2.5km、最大幅400mなんですが、最小幅は、なんと9.93mなんです。あまりにも幅が狭いため、一見、川か水路のように見えますが、れっきとした海峡です。
「コリウールの光」---メルヘンちっくな作品です
深層1
サラマンカ2019-サラマンカはスペインの都市です
「レザンの会」は洋画・日本が・水彩・デッサンの総合展です。こちらも目に止まった作品だけです。
ゴルフ場クラブハウス
白いガクアジサイ
シャンパングラス
丹光のドッカーレ
丹光とは、目を閉じた時に見える光のことです。
この2枚は「アフロディーテの誕生」と同じタイトルがついています。案内状に使われている絵ですね。
サンタクローチェ教会堂
ここはイタリアはフィレンツェにあるガリレオや、ミケランジェロが眠る、「イタリアの栄光のパンテオン」といわれる世界最大のフランシスコ会の教会です。
こぐまの初泳ぎ
タイトルと画風がアンマッチですが、なかなか迫力のある作品でした。後ろはお母さんグマでしょうか。落ち着いたものです。
どちらの展示も力作ぞろいで、じっくり鑑賞しました。