オーディオシステムパワーアップ | geezenstacの森

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オーディオシステムパワーアップ

AVアンプを追加

 

 

 最近メインのシステムで使っているマランツのAVアンプが調子悪く長時間使用していると左チャンネルから音が出なくなる現象が頻発するようになっていました。そんなこともあり、バックアップ用というか緊急避難用にもう一台AVアンプを追加しようと考えました。

 

 幸いCDプレーヤーは2台あるし、別室で使っていた友人からもらったスピーカーシステムも1組あるのでそれとシステムを組もうと考えました。まあ、この歳になって今更最新のシステムは必要ないので中古のAVアンプを見つくろいに近所の「ハードオフ」に出かけました。最近チラチラとのぞいていてめぼしいものをチエックしていたのですが、なんといい出会いができたのか狙っていた機種よりも、ワンランク上の製品が棚に並んでいましたるラッキーです。もちろんジャンク品ですが、最低限必要なCDからの音出しは大丈夫という表記があり、価格もグレードは上なのに同一価格の2,200円の値付けがされていました。

 

 最近行きつけの店はちょっと方針を変更したようで、以前は結構強気の値付けをしていたのですが、最近はこちらの購買意欲を刺激する価格が多くなっていました。そんなことで今回ゲットしたのがヤマハの「DSP-R795a」という機種でした。1998年に発売されたものです。この時発売されたのはDSP-A1(280,000円)、DSP-A2(178,000円)、DSP-R795a(75,000円)、DSP-A595(53,000円)、DSP-R495(48,000円)となっていました。最初狙っていたのはDSP-R495でしたから大幅にグレードアップです。

 

 DSP-R795aはドルビーデジタルとDTS、そしてYAMAHAオリジナルのシネマDSPに、対応したAVアンプです。

ドルビーデジタルは、もともと映画館用の5.1チャンネル音響システムとして開発されたもので、1992年の「バッドマン・リターンズ」から採用されました。家庭用には1995年からレーザーディスクで採用され、デコーダーを搭載したAVアンプも発売されました。DVDには発売当初から採用されています。

 DTSは1997年から採用された5.1チャンネルのシステムで、ドルビーデジタルがデータの圧縮率を高めるために、高音や低音の一部や、マスキングされた音などを省略していました。これに対しDTSは、圧縮率を低くすることでこれらの音を再生し、ドルビーデジタルよりも高音質を得ています。

 シネマDSPは1986年に発売されたDSP-1に搭載された、音場の生成システムDSP(Digital Sound Field Processor・デジタルサウンド フィールドプロセッサ)を改良したもので、映画用の音場プログラム「Sci-Fi」など25音場のプログラムを搭載しています。


 

 このシネマDSPとDTS/ドルビーデジタルデコーダーを、ワンチップ化したLSI「シネマDSPエンジン」(YSS-918)を搭載しています。また従来のビデオソフトにも対応するため、ドルビープロロジックも搭載しています。


 その他には、フロントエフェクト信号を左右のメインチャンネルに、ミックスする「フロントミックス」機能や、DVDやCDソフトなどからの入力信号により、エフェクト機能をON/OFFする自動判別機能。操作内容をTV画面に表示するオンスクリーン機能、FM/AMチューナーなどを搭載しています。そう、このアンプFM/AMチューナーを内蔵しているので今まで使っていたヤマハのチューナーは今回取り外しました。(^_^;)

 

 こんなことで、現在使っているマランツのAVアンプよりもグレードかは上になります。とりあえず購入して自室に運び込みます。型番から予定していたものよりグレードは高いことは推測されましたが、購入したものがどの程度のものかは、この時ネットで検索して確認です。カタログ値は以下のようになっていました。

 

定格出力    フロント    85W+85W(6Ω)

          センター    85W(6Ω)

          サラウンド    85W+85W(6Ω)

実用最大出力(JEITA)    フロント    125W+125W(6Ω)

                センター    125W(6Ω)

                サラウンド    125W+125W(6Ω)

全高調波歪率    0.025%(CD他)

SN比    96dB(CD他)、80dB(MM)

消費電力    310W

外形寸法(幅×高さ×奥行)    435W×151H×391Dmm

質量    13.0kg

 

 このアンプに合わせるのはビクターの「SX511」です。こちらは1987年10月発売の3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型です。今までのメインがダイヤトーンの「DS77HR」で1987年6月の発売ですから、ほぼ同時期のスピーカーで、よくにた構成です。

 

 

ビクターSX511

使用ユニット 低域用:31.5cmコーン型
中域用:12.0cmコーン型
高域用:3.0cmドーム型
インピーダンス
最大入力 150W
300W(瞬間最大)
周波数特性 40Hz~50kHz
クロスオーバー周波数 500Hz、4kHz
出力音圧レベル 91dB/W/m
外形寸法 幅380x高さ665x奥行351mm
重量 31.0kg

 

 

で、ダイヤトーンは
使用ユニット 低域用:31cmコーン型
中域用:10cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
公称インピーダンス
再生周波数帯域 35Hz~30kHz
出力音圧レベル 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 500Hz、4kHz
最大入力 230W(EIAJ)
外形寸法 幅380x高さ680x奥行325mm
重量 27kg
 
となっています。価格的にはビクター59,800円で、、ダイヤトーンは62,000円でした。つまり、ビクターの方がちょっと安いのに重量は4kgも重いのです。当初は、ダイヤトーンの上に重ねて載せようと思ったのですが、ちょいと不安定になるのでビクターを下にしてダイヤトーンを上という構成に変えました。下は実際の設置写真です。
 
 
 2段積みの下がビクター、上がダイヤトーンです。アンプは音出し用の仮置きですから、テレビの横に縦に置いてあります。
 
 このサブシステムは現在はCDを聴くためだけに特化して使用しています。ヤマハは電源部がしっかりとしているので、重量感のある響きがして気に入っています。今の若い人には、こういうレトロでアナログなオーディオの世界の楽しみ方は理解できないかもしれませんなぁ。