「改組 新 第6回日展東海展」3 | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

「改組 新 第6回日展東海展」
洋 画
 
image
 
 今回の日展は撮影禁止の表示のないものは撮影フリーでした。その代わり、日展のホームページに掲載されている作品の写真にはすべて日展のロゴが入っていて、転載すれば直ぐにわかるようになっています。
 
真夜中の魔法 松本貴子 特選
 
 油絵は人物画がしっくりときます。ハリーポッターシリーズでも読んでいるのでしょうかねぇ。
 
夏の湖畔 西谷之男
 洋画はこういうた土の風景画が一番好きです。
 
天気雨のロンド 遠山厚史 特選
 この特選の作品は、あり得ない構図なのですが、それが評価されているという不思議な作品です。階段の踊り場で、演奏会の練習に励んでいるのですが、ここは日が当たっています。こんな状況では直ぐに調律が狂ってしまいますからあり得ませんし、バックはブールが描かれていますが、中庭の丸見えのプールというのは建築豊穣許可されないものです。まさに、あり得ない構図です。
 
廃船 茅野吉孝 特選
 冬景色の中に朽ち果てた廃船のわびしさがひしひしと伝わってきます。
 
シーボニア 栗原高光
 さすが審査員の作品です。構図といい白の画面の中に置かれたブルー系とブラウン系の配色が画面を引き締めています。
 
粟国島の民家 平野行雄
 沖縄の神の宿る島として、今年の最初のブラタモリで取り上げられていました。その記憶が残っていて、この絵を見た時すぐにその光景が目に浮かびました。
 
魚達
 抽象画ですが、左上に猫が描かれているのが分かります。狙っているのはエビでしょうかカレイでしょうか。右下猫はもう獲物を平らげた後でしょう。一つの画面の中に時間軸の移り変わりが感じられます。
 
 
 別に人を避けている訳ではありませんが日本画に比べて洋画は鑑賞者が少ないのが気になります。
 

秋の木曾路 森本明

 旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残す木曽路の宿場町は馬籠でしょうか?町並みと背景の紅葉のコントラストが見事です。
 
雪国 近藤憲夫
 雪国と鉄道を描いた作品は数点ありましたが、構図的にこの作品が一番目に留まりました。雪国ならではの単線のローカル線なんでしょう。ホームも2両ほどしか止まらない様子です。
 
スペインにて 佐々木啓允
 スペインの石造りのトンネルとその上にある石像の歴史の重みと重厚さを感じさせます。
 
雨の広小路2 大場三男
 広小路といってもここは笹島の交差点付近でしょうか。奥の高架は鉄道とバスターミナルのものでしょう。時刻は夕刻のようですが、反対車線は車の大渋滞の時間帯ですけどねぇ。