FEEL~ザ・モスト・リラクシング~ フィール」2 | geezenstacの森

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~ザ・モスト・リラクシング~ フィール」

 

1.エイジ・オブ・ロンリネス(カーリーの歌)/Enigma    5:24

2.聖なる海の歌声/Adiemus Singers    3:58

3.人と時と風の中へ/S.E.N.S.    5:18

4.オリノコ・フロウ/Enya    4:27

5.Summer Snow/Akira Senju Feat. Sissel & Zamfir    5:07

6.スカボロー・フェア/Sarah Brightman    4:12

7.エストレイヤ/喜多郎    4:21

8.リトル・スコティッシュ・ファンタジー(ジョニーがいなくてがっかり)/Vanessa-Mae    4:29

9.愛につつまれて/André Gagnon    3:09

10.オギヨディオラ (OST Version)/LEE TZSCHE    5:52

11.過ぎ去りし永遠の日々/coba    3:36

12.ムーンライト・セレナーデ/小野リサ    2:42

13.エナジー・フロー/高橋アキ    4:49

14.スミレ ~word of air version~/清家千晶 featuring Orienta    4:20

15.アヴェ・マリア/PAOLA FOLLI    3:33

15.海と旋律/Madredeus    3:45

16.リベルタンゴ/葉加瀬太郎 Meets フォーエバー・タンゴ    2:47

17.シンドラーのリスト/Tasmin Little; Iain Sutherland: New World Philharmonic Orchestra    5:03

18.星空につつまれて (TV-Size Edit)/東儀秀樹    1:50

 

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 先日、「オーラ」を取り上げましたが、こちらはその元となった「feel」の第2弾として発売されたものです。この第1作は、かなり以前の2006年5月に取り上げています。

https://ameblo.jp/geezenstac/entry-12501922143.html

 

 このCDが発売された時はちょっとしたカルチャーショックでした。個人的にはイージー・リスニングが好きで、このブログでもテーマの一つとしてカテゴライズしています。一昔前のイージー・リスニングの巨匠たちは鬼籍に入ってしまい、カテゴリーとしてのイージー・リスニングは「ヒーリングミュージック」とか「リラクゼーション・ミュージック」に名前を変えてしまっています。そして、こう言ったコンピュレーションものが90年代末からワッと出てきました。その先鞭を切ったのがこの「Fee;」でした。「image」はそれに便乗して出てきたんですなぁ。ただ、当時のEMIはマーケテイングが下手だったんでしょうなぁ。国外アーティストが多いこともあって、ブームを盛り上げることができませんでした。それに反して「image」の擁するアーティストは邦人が多く、ライブコンサートと組み合わせてうまいマーケティングを行い今でもシリーズは続いているようです。

 

 さて、このそんな「feel」の第2弾は2001年の4月に発売されています。第1作がミリオンセラーとなったので、気を良くしての投入でしょう。こちらもプラチナディスクにランクインしています。人によってはこちらの方がいいという人もいるようですが、個人的には二匹目のドジョウです。第1作の「姫神」が収録されていないのが大きなマイナスですなぁ。この「Feel」シリーズでアディエマスを知ったのですが、それよりも「姫神」の「神々の詩」の方が魅力的でした。こんな曲でした。

 

 

 古代の日本語を使った名曲ですなぁ。日本の原点を感じます。

 

 で、アディエマスです。カール・ジェンキンスのアルバムタイトルのことですが、このアルバムでも「聖なる海の歌声」が収録されています。実はこの曲はデビュー・アルバムのタイトルでもあるんですねぇ。

 

 

 今となっては古典的な名曲ですなぁ。この曲を聴いて、やはり衝動的にアルバムを買ってしまいました。当時はもう一つの言い方、「ニューエイジミュージック」ともいわれましたねぇ。小生の中ではニュー・イージーリスニングでしたけどね。

 

 

 アディエマスは1995年でしたが、クラシック界ではカラヤンの「アダージョ・カラヤン」が全世界でヒットしたのもこの年でした。そして、遡ること1988年、ケルティックミュージックの流れの中から、この「オリノコ・フロウ」がヒットチャートを駆け上ります。ヒーリング系の走りといってもいいでしょう。

 

 

 サラ・ブライトマンもクロスオーバーの歌手です。ミュージカルもこなし、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』の舞台に出演していた実力派の歌手です。なんといっても「タイム・トゥ・セイ・グッドバイ」のヒットが思い出されます。ここでは、サイモンとガーファンクルのヒット曲「スカボロー・フェア」を歌っていますが、もともとはイギリス民謡なのでとてもしっくりきます。

 

 

 さて、葉加瀬太郎とフォーエバー・タンゴの演奏になる「リベルタンゴ」は最初はこのアルバムに収録されていたのです。短めの演奏ですが、ヨー・ヨー・マの演奏と比べても内容が凝縮していて無駄のないアレンジになっています。

 

 多分旧EMIの音源の今の発売窓口はユニヴァーサルでしょうが、自身は「Pure」というシリーズを持っているので、この「Feel」は復活することはないでしょう。けだし、この「Feel」シリーズは名盤です。