ベルリンフィルのヨーロッパコンサートと
音楽映画コレクション
個人的なことですが、この20日から25日まで入院することになりました。昨年末から左足がしびれたり、100メートルほど歩くと痛みで歩けなくなるという症状があり、マッサージなどに通っていたのですが、施術してもらった後でも痛みが引かないということで状況を説明したら、間欠性跛行の疑いがあるので大きな病院で診てもらったほうが良い、と言ってくれたのでかかりつけの病院へ行きました。
検査では血管の方に異常はないということで、年明けにMRI検査をしました。そ結果「脊柱管狭窄症」と診断されました。まあ、医者が言うには加齢によってこの症状にはなるそうですが、それが神経を圧迫しているかいないかが分岐点になるようです。一応検査結果後に処方された薬で、鎮痛薬が効いたのか歩行で痛みは無くなっているのですが、しびれだけは取れないということで検査入院とあいなりました。
6日間も入院するということで、多分退屈するだろうと思っていたら先日来訪した友人が「ベルリンフィルのヨーロッパコンサート10枚組」を、また別の友人が「音楽映画コレクション グレン・ミラー物語10枚組」を送ってくれたものが手元にありました。これと読みかけの本を持ち込めば退屈しないというものでしょう。

「ベルリンフィルのヨーロッパコンサート」は今は25枚組となっていますが、しばらく前は限定盤という形で発売されていたものです。BDはパソコンで再生できる環境ではないのでDVDで十分です。1991年から1999年の9回と1994年の東京でのライブが収録されているというなかなかの内容です。しかし、当時発売元が韓国であるのと表示に不良があるということで躊躇していたもので、個人的にも欲しいものリストに入れていたものですが、いつの間にか完売して取り扱いがなくなっていたものです。
まず商品イメージとして使われた画像の中に、実際には収録されていないブーレーズのものが間違って掲載されている点と、もうひとつは、箱の裏側に記載された各ディスクのタイトルの年代が間違っており、全部1991年になっているという点です。雑なんですなぁ。日本のメーカーなら回収して作り直すところなんでしょうが、韓国製はそういう対応はありませんでした。
ただ、内容は素晴らしいものです。なにしろアバドが開始したヨーロピアンコンサートですから、登場した指揮者もアバドを筆頭に、バレンボイム、ハイティンク、メータと大所ばかりです。以前NHKで放送されてはいますが、こうやってまとまっていると壮観です。

一方映画の方はというと、「グレン・ミラー物語」を筆頭に「カーネギー・ホール」、「グレート・ワルツ」、「オーケストラの少女」、「楽聖ベートーヴェン」、「アメリカ交響楽」、「楽聖ショパン」、「愛の調べ」、「月光の曲」、「世紀の楽団」となかなかの内容です。こちらも韓国製で、すべて字幕対応なんですが、パソコンで観る分には関係ないでしょう。
大好きなディアナ・ダービンとストコフスキーが登場する「オーケストラの少女」、そして指揮者のワルター、ヴァイオリンのハイフェッツ、ピアノのルービンシュタインが登場する「カーネギー・ホール」など魅力的です。ルービンシュタインは「愛の調べ」ではピアノのシーンはルービンシュタインが吹き替えをしています。
ひょっとすると三昧できる6日間かもしれません。(^◇^;)