昨今のヤフー・オークション

ヤフーのオークションをづっと続けています。かれこれ評価は700以上になっています。そのほとんどがレコードです。主にクラシックの輸入盤を中心に処分しました。手持ちに5,000枚ほどレコードがありましたが半数以上が輸入盤でした。個人輸入したものが多く、全集などはかなりの量がありました。ただ、今になってなんで少しは手元に残しておかなかったのかと後悔しているものもあります。ドラティのハイドンの交響曲全集なんかはその最たるものでした。こつこつとイギリスとアメリカから分けて輸入していました。不思議なものでイギリスはHDNシリーズで、アメリカはロンドンの廉価盤のSTSシリーズで出ていました。セットの組み方は同じだったので交互ぐらいに揃えて全集を完成し、補追で出たものも入手して完璧なものでした。ところが盤質は本家のデッカ盤はあまり芳しくなく、ロンドン盤の方が重量もあり音もしっかりしていたように思います。

ところで、今までのオークションのレコード中で一番高く売れたのはダニエル・センタクルツ・アンサンブルの「哀しみのソレアード」というアルバムでした。イタリアのポップコーラスグループのLPでヒット曲はこれぐらいしかなかったはずです。他には「詩(うた)にたくして」というのもあったのですが知っている人は少ないだろうなぁ。丁度イタリアを旅行していた時に現地のレコート店でこのLPを見つけた時は迷わず購入したのを覚えています。このLPには2曲とも収録されていました。買値は7-800円だったと思いますが、いきなり7,000円で落札されました。このLPはまだ未CD化だというので納得です。相当のマニアの人が落札してくれたのでしょうね。

ただ、小生のオークションの中で一番高かったのは何と映画のチラシでした。それも70年代に映画館をかけずり回って集めたコレクションの中の一枚で、チャールズ・ブロンソン主演の「雨の訪問者」という作品のチラシでした。ブロンソンが初めて主役を張った作品でこれで一躍大スターに名を連ねました。このチラシが何と1万円で落札されたのです。これにはビックリしました。未だに小生の出品作品の中では最高値です。
さて、最近出品したのは車を購入した時に販促で貰った「初代フィット ペーパークラフト 10色セット」でした。物持ちがいいので今まで手元に残っていたのです。これを出品したら何と落札されました。その落札者が「buyee_001」というIDになっていました。
そうです。Buyee(バイイー)は、日本の通販サイト・オークションサイトの代理入札・代理購入サイトです。こんなものを欲しがる人が海外にいるのですねぇ。Buyee(バイイー)に落札されたのは初めてで最初は少々面食らいました。ただ、今のヤフー・オークションは楽札から入金、商品発送、受け取りに至るまで全く個人が特定できないようになっています。以前はちゃんと落札相手から連絡があり、支払い口座を通知して、そこに振り込んでもらい、相手の住所に商品を発送するという、ちゃんとした流れがありました。
それが今は、フォーマットに則り、相手の顔が見えないままの取引になっています。ちょっと味気ないような気がしますが、利用したことがないので知りませんが、メルカリやジモティーでもそうなんでしょうかねぇ。
とにかく事務的な処理で淡々と取引が進みました。ただ、さすがはしっかりしています。送付は「ゆうメール」のしていだったのですが、さらにそれに「特定記録」をつけて欲しいとの要望でした。最初はなんのこっちゃと思いましたが、何とこれが追跡記録ができるサービスだったのです。クロネコヤマトのネコポスと一緒ということですね。このサービス160円でした。
で、最終こんな受け取り連絡がありました。
xxxxxxxxx様
お世話になります。
Buyeeです。
落札させて頂きました以下の商品を受け取りましたのでご連絡いたします。
《お取引内容》
uxxxxxxxxx
初代フィット ペーパークラフト 10色セット
金額: xxx円(送料、消費税等込)
商品受領日: 2018年12月xx日
この度は迅速且つ丁寧な対応、御礼申し上げます。
次回また落札させて頂くこともあるかと思いますので、
その際はどうぞ宜しくお願い致します。
※こちらのメールをもってお取引明細書とさせて頂きます。
内容に誤りがあるようでしたら本メール到着より一週間以内にご一報くださいませ。
上記期間にご連絡がなかった場合は内容を確認頂いたこととさせて頂きます。
なお、お取引内容は以下のサイトからもご確認頂けます。
まあ、なんとも形式的なもので、自動送信で送られてきたものです。ネットの進化もここまで来たかという感じです。その昔、メールソフトで寄り道してすぐに届かないものがありましたけど、そういうアナログ的な感覚が懐かしいですなぁ。