The Best Of The Glenn Miller Orchestra - Vol. 1
曲目/
A1.In The Mood 3:25
Cornet – Bobby Hackett
Tenor Saxophone – Al Klink, Dick Gerhart
A2.Sunrise Serenade 3:28
Tenor Saxophone – Al Klink
A3.A String Of Pearls 3:08
Cornet – Bobby Hackett
Tenor Saxophone – Al Klink
A4.Rhapsody In Blue 3:07
Cornet – Bobby Hackett
Tenor Saxophone – Al Klink
A5.American Patrol 4:21
Drums – Ray McKinley
Trumpet – John Hoffman
B1.Little Brown Jug 3:01
Cornet – Bobby Hackett
Tenor Saxophone – Al Klink
Trombone – Jimmy Price*
B2.Alice Blue Gown 2:29
Tenor Saxophone – Bob Crea
B3.Tuxedo Junction 3:11
Trumpet – Forrest Buchtel
B4.Adios
Trumpet – Nelson Hatt
2:46
B5.My Sentiment 3:48
Alto Saxophone – Lee Lachman
編曲/ジェリー・グレイ、ビル・フィネガン
指揮/バディ・テフランコ
演奏/グレン・ミラーオーケストラ
P:ボブ・モーガン
E:スティーヴ・カッツ
Embassy – EMB 31015

このレコードはイギリスで購入したものです。で、このEmbassy というレーベルはCBSのイギリスでのレーベルで、いわゆるセカンドリリースとしての廉価版を扱うレーベルでした。それこそごった煮のレーベルでソースはなんでもござれで、アンディ・ウィリアムスからロックのスライ・アンド・ファミリーストーン、フリーウットマックからハワイアン、カントリー、それにクラシックのオーマンディものまでラインナップしていました。小生はその中で、ブロードウェイのオリジナルキャストの「ウェストサイド・ストーリー」、アンドレ・プレヴィンの「プレイ・ガーシュイン」なんてものをピックアップしてゲットしています。
その中でこの一枚は1973年に発売されたものです。このレコードの前にはそれこそ、オーマンデイの「イタリア」がENB31014としてラインナップされています。さて、グレン・ミラー・オーケストラはリーダー亡き後もその遺志を継いでビッッグ・バンド活動を続けていて、このアルバムのクラリネット奏者のバディ・デフランコがバンドリーダーを務めたのは、1966年から1974年までですから、これはそのでフランコ時代の集大成的演奏を録音したものでしょう。これは第1集で、第2集も発売されたようですが、小生はこれ一枚しか所有していません。下は31182として発売された第2集です。

このアルバムの録音のために、コルネット・ソロのボビーハケットをはじめ、オリジナルのグレン・ミラー・オーケストラのメンバ-16人が集結しています。
廉価版にしてはクレジットはきっちりしていて、上記のようにソロアーティストはきっちり表記されています。プロデューサーのボブ・モーガンはリミックス・エンジニアを兼ねていて、16トラックのアンペックスMM-1000や3Mのレコーダーを使い当時の流行のDBXのノイズリダクションシステムを駆使してトラックダウンしています。そんなこともあっては音は抜群にシャープで迫力のあるビックバンとサウンドが炸裂しています。