稲沢市制60周年 第38回稲沢音楽祭

2018年11月11日(日)
名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)中ホール
開場12:00
開演12:30
出演団体
大正琴カトレア、マリア・フローラ、初音の会、コーロ・アマトリーチェ、稲沢ギターアンサンブル、コール・フロイデ、稲沢市民吹奏楽団
招待演奏
duo pietoso
マリンバ 間瀬早綾香
ピアノ 片山奈津
11日は稲沢へ出かけ、稲沢音楽祭を楽しんできました。今年は稲沢へ行く機会が多いのでこの催しを知りました。

ただ、知ったのは名古屋文理大学文化フォーラムのポスターで、ネットで検索してもこの催しの記事はほとんど見つかりませんでした。告知が下手なんでしょうねぇ。午後12時半からスタートした音楽会ですが、1グループ5曲という制約でしたが、全体では4時間余りの長丁場のものでした。

最初のプログラムは大正琴のカトレア楽団です。調べてみると、参加団体は昨年と全く一緒です。音楽祭とはいえ、どうも発表会の雰囲気です。特に前半登場の団体はそんなイメージが強かったように思います。参加団体のうち3つが女声コーラスで男性の参加はゼロ、世の男性諸氏はカラオケでは演歌を熱唱しても、コーラスは苦手という琴なんでしょうか。そして、この大正琴も本姓の大正琴ではゼロ、かろうじて伴奏のピアノ、ドラムスに男性が参加しているのみです。
PAを使って大正琴の繊細さはありませんでしたが、ドラムスと堂々と渡り合う力つよい演奏でした。

こちらは最初のコーラスグループ「マリア・フローラ」です。

今度は、琴のアンサンブルで、「初音の会」です。こちらは琴に一人、そして尺八が男性でした。小学生と中学生も演奏に参加しています。

前半の最後も女声コーラスで、こちらは指揮者が男性でした。曲目の「ろくでなし」では唯一振り付けが入って楽しませてくれました。

後半最初はギターアンサンブルでした。でも、これだけ揃っていながら音量は小さく演奏にも躍動感のない残念な演奏でした。

3つ目の女声コーラスも指揮者だけが男性です。

音楽祭最後のグループは「稲沢市民吹奏楽団」です。さすがここだけは老若男女混合でバラエティに富んでいました。そして、演奏もパワフルで盛り上がりステージと会場が一体になって盛り上がっていました。音楽祭ならこうでなくちゃいけません。残念だったのがソロフューチャーの場面があっさりしすぎていて、拍手が無かったことでしょうか。ここでは最初にこのブログでもおなじみのヤン・ヴァンデルローストの「アルセナール」が演奏されていました。
音楽祭の団体は以上ですが、最後にスペシャルゲストが登場しました。ピアノとマリンバのデュオで「デュオ・ピエトーソ」で、プロらしい素晴らしい演奏を聴くことができました。

曲はクライスラーの「愛の夢」、「愛の悲しみ」、シベリウスの「もみの木」、圧巻のヴィターリの「シャコンヌ」、そして西川利夏の「日本の歌」でした。最後の作品は日本の唱歌を12曲織り込んだもので、アレンジは違いますが、多分先にセントラル愛知交響楽団のロビーコンサートで聴いた曲と同じものでしょう。
途中で怪我人が出て救急車が来るというハプニングがありましたが、最後はいい形で締めくくられました。