
これは、通常盤のジャケットとは異なり、CAV仕様のもので、第1作だけで5面で構成されています。CAVはConstant Angular Velocityの略で、角速度が一定ということでは昔のフロッピーディスク、内周、外周の違いはありますが、レコードと同じ構造です。そんなことで、面辺りの収録時間は短いですが、画質は格段に向上しています。こういうものを見ていると、2時間ぶっ通しで一本の映画を見るということはそれなりの集中を要求されますが、片面25分程のCAVではレコードと同じ感覚で面切り替えが必要ていうことで、もともとアナログ思考の人間にとってはちょうど良いサイクルと言えます。

各作品6面で構成されていますが、第6面は今で言う特典映像がおさめられています。当時としては、レコードと同じサイズという所が棚に並べても違和感が無く集めやすかったんでしょうなぁ。
ところで、レコードではあり得ないのですが、レーザーディスクではA面にはB面の内容が記録されています。これは、レーザーディスクは2面を張り合わせて製品化されているからで、レーザーが面の下部から照射され信号を読み取っているという仕組みだからです。