晩秋の京都、奈良 その4 大覚寺2 | geezenstacの森

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 大覚寺はとても見応えのある寺でした。今回の旅行で、大徳寺、大覚寺と回ったので、金閣寺の影が薄れてしまったほどでした。

境内のあちこちに嵯峨菊が飾られていますが、本殿でもある五大堂の前には特設コーナーがあり、「嵯峨菊展」が開催されています。

 嵯峨菊は嵯峨天皇の御代、大沢池の菊ヶ島に自生していた嵯峨野独特の野菊で、様々な風情ある嵯峨菊を鑑賞する事が出来ます。この「嵯峨菊展」は11月30日までの開催です。

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 五大堂の広いぬれ縁(観月台)と、大沢池です。この寒月台にも嵯峨菊が飾られていて、紅葉と菊と、そして10月の「観月の夕べ」使われた舟が良い絵になります。

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 ここまででも随分見応えがあるのですが、これでまだ半分ほどです。

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 こちらは続く「安井堂」です。ここの上には綺麗な天井画が、そして内内陣の天井の「天井雲龍図」は思わず見上げてしまいます。

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 村雨の廊下です。諸堂を結ぶこの回廊は、縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を稲光にたとえ、「村雨の廊下」と呼ばれる。天井は刀や槍を振り上げられないように低く造られ、床は鴬張りとなっています。

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霊明殿

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霊明殿を回り込んで映したものです。

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つぼ庭

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障子戸にも風情があります。

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霊明殿の庇の天井画です。見事ですねぇ。

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 勅封心経殿(ちょくふうしんぎょうでん)です。法隆寺の夢殿を模して再建されたものですが、殿内には嵯峨天皇をはじめ、後光厳、後花園、後奈良、正親町、光格天皇の勅封心経を奉安し、薬師如来像が奉伺されています。60年に一度開扉されるこの心経殿、次の開扉は平成30年だそうです。

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 順路にそって歩くと最後に訪れる「正寝殿」です。12の部屋をもつ書院造り。南北に3列の部屋が配置され、東列は、「剣璽の間」「御冠の間」「紅葉の間」「竹の間」、中央列は、「雪の間」「鷹の間」、西列は「山水の間」「聖人の間」を並べ、その南と東に狭屋の間を配置しています。こちらは狩野山楽の筆になるものです。

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金屏風です。

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最後に明智陣屋に戻ると初めて嵯峨菊以外のスプレー菊が飾ってありました。

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 最初に拝観受付で頼んでおいた御朱印を最後に頂きます。大覚寺も季節ごとに違う御朱印を用意していますが、これは一番スタンダードなものです。