晩秋の京都、奈良 その3

今回の京都、奈良の旅行は社員旅行でしたが、 自由散策時間があるという事で、次の嵐山ではトロッコ電車の発車まで、渡月橋や天龍寺では無く、今まで訪れた事の無い「大覚寺」へ行ってみる事にしました。

大覚寺は、弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山です。正式には旧嵯峨御所大本山大覚寺と称し、嵯峨御所とも呼ばれています。



門前には右手に「嵯峨昇天 覚勝院」などもあります。


入り口前に流れる大沢池から流れ込む疎水

こちらが入り口の玄関門になります。

式台玄関に繋がるアプローチには「嵯峨菊」が咲いていました。



馬酔木

アプローチの左側には、美しい生け花が緋毛氈の上にガザられ手いて、暫し魅入ってしまいました。

大玄関(式台玄関)の松の間には、駕篭が飾られていて格式を感じます。後ろの障壁画は、狩野永徳によって描かれた「松に山鳥図」です。この大玄関は御所より移築されたもので、さすが、平安時代の嵯峨天皇の離宮であった事が忍ばれます。

嵯峨菊越しの「勅使門」

「宸殿」の襖絵、江戸時代に、後水尾天皇より下賜されました。


こういう襖絵が建物の随所に飾られています。



この時期、境内のあちこちで「嵯峨菊」が鑑賞出来ます。




正面からの勅使門



