11月の懲りない散財生活 | geezenstacの森

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音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

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 相も変わらずの散在生活です。ついついレコードを買ってしまうのは、若かりし頃に染み付いた生活習慣病なのでしょう。

 メインはクラシックですが、なんでもありの雑食の性癖もそのままです。コンサートホール盤は、その若かりし頃は通販と言う性格上手が出なかった分野で、それが今になって、巷で見つけるとつい無節操に触手が伸びてしまう要因なんでしょう。

 真っ先に見つけたのはミュンシュがコンサートホールに録音したベートーヴェンの「田園」です。ここでのミュンシュは他流試合的にオランダのロッテルダムフィルを振っています。田園一曲だけの収録と言うのは、非常に贅沢なカッティングです。ミュンシュが亡くなる直前の1966年の録音ですが、コンサートホールの録音は好みの分れる所です。レコードで聴く音は、音場が団子状に纏まった響きでなおかつ音に厚みが無いのが残念な所です。

 もう一枚は、ヨゼフ・スークがコンサートマスター県指揮者という立場でプラハ室内管弦楽団と共演したモーツァルトのハフナー・セレナードです。こういう録音があったなん知りませんでした。コンサートホールは自前の録音が殆どですが、あま知られていないアーティストが殆どで、たまにビックなアーティストが含まれるという玉石混淆のカタログだったのが思い出されます。

 さて、今回の得物の中にはもう一枚コンサートホール盤があります。こちらはCD時代にはまったく見向きもされなかった演奏で、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の自前のハイライト盤です。日本の企画ではこういったものがラインナップされることはありませんが、コンサートホールは全世界で販売されていることもあって、ミュージカルも積極的にカタログをガザっていました。小生も、このコンサートホール盤で「ヘアー」や「ジーザス・クライスト・スーパースター」などのレパートリーを揃えていました。ここではクラシックの本格的な歌手がフランク・V・ベネット指揮ブロードウェイ・ライト・オペラ・ソサエティ管弦楽団の演奏で歌っています。

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 写真の中央にあるのは何の印刷も無いジャケットですが、これは関係者にしか配布されない金城学院のメサイアのレコードです。地元愛知では毎年金城学院がメサイアのコンサートを開催していて今年は66回11月23日に目のコンサートが、市民会館で開催されます。このレコードは遡ること32年前の第34回目のコンサートが収録されています。もちろんレコード1枚に収まっていますので抜粋です。当時の名フィルの副指揮者の竹本泰蔵氏が金城学院メサイア管弦楽団を指揮して演奏しています。盤面をチェックすると一度も針を落とした形跡がありません。これは拾い物でした。

 最後の一枚は、一般のレコード店では殆どお見かけしなかった音楽鑑賞用のレコードです。これはコロムビアから発売されていたもので、A面に「青少年のための管弦楽入門」、B面名は日本の民謡、長唄「小鍛冶」が収録されています。発売が1971年ですから、丁度小生が中学2年生の時ということで、まさに鑑賞したレコードです。で、その演奏は渡邉暁雄指揮日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で収録されています。いい思い出の一枚になりそうです。