ちょっと散在 10月 | geezenstacの森

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音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

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 ふらっと立ち寄った店でレコードを見つけたので、迷うこと無くゲットしてしまいました。といっても、今回は迷いに迷って2枚に絞り込みました。小生は基本的には大手中古レコード店では購入しません。どちらかといえばジャンク点の方が掘り出し物が多いからです。

 で今回目に止まったのが写真の2枚でした。まあ、一枚はミュージカル映画のサントラ盤「南太平洋」です。これはよく知られたものですが、レコード時代はあまりミュージカル映画を見ていなかったのでスルーしていたのですが、今頃になってこういうものに興味が出て来たものです。RCAは「サウンド・オブ・ミュージック」といい「王様と私」、「ヘアー」といいレギュラープライスでの発売しか無くてがでなかったんですなぁ。でも、考えてみれば歌詞対訳が付くレコードでしたから当然だったのかもしれません。これもちゃんと対訳が着いていましたし、映画のシーンが見開き2ページの写真も収録されています。解説もクラシックにも造形が深い故岡俊雄氏ということで充実しています。

 この初期のアルバムはアメリカ盤とデザインが違い、二人が庭で謳い合っているシーンが遣われていますが、オリジナルは二人の抱擁とまさにキスするシーンのデザインです。

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 2枚目は、ガブリエル・チョドスの小品集ですが、このアルバムは記憶にありません。そもそもチョドスというピアニストさえ知りませんでした。しかし、ジャケットに「76cm/sec Direct Master」という表示を見て、それだけで買ってしまいました。

 今では骨董品ですが、オーディオ全盛期はオープンリールデッキがステイタスでした。小生も所有していましたが、19cm/secが一般で、38cm/secはプロ仕様でした。それがその倍の76cm/sec躬で収録されているというのですから音の良さが分ります。

 ちなみにこのシリーズは高城重躬が監修していたようです。ところで、チャョドスはマイナーな「オリオン」というマイナーレーベルでしかレコードを出していなかったので、日本ではほとんど知られてい内容です。このアルバムは彼が来日したとき日本のビクターが録音したもののようで、ネットで検索してもこのアルバム一枚しか録音していないようです。それも、通常のレギュラーシリーズとは違う形での発売ということもあって、あまり話題にならなかったようです。

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ただ、ジャケットデザインには「いわさきちひろ」の絵が使われているので、これだけでも楽しめます。