昭和日常博物館の「暮らしの端っこ展」 | geezenstacの森

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 面白い展示をしているので、北名古屋市の「昭和日常博物館」へ出掛けてきました。昭和のくらしの様子を展示する博物館はあちこちにありますが、それは生活の様子をただ切り取っての展示の所が多いのですが、ここは一味違います。

 昭和時代の暮らしの激変ぶりをモノで残し記録し、活用していくという試みを展開しています。収集した10万点を超える生活資料が集まり、その中から約1万点を展示し、昭和時代のごくありふれた日常生活を色々な切り口で展示しています。

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 資料収集には、一貫して「当時のごみ箱の中身まで再現できるレベルでモノを集める」をキーワードに掲げています。この企画展は、このような主旨で収集してきた資料から展示を組み立てています。写真は、昭和40年の設定で、領収書、広告、カレンダー、レシート、菓子のパッケージなどをゴミ箱の中身に見立てて展示しているものです。

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カラー以前のNHKの放送聴取章はこんなデザインだったのですねぇ。

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昭和40年頃まではね錠前と言えば、こんな形をしていました。ねじって鍵をかける事が当たり前でした。

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ヒューズがこんな形をしていたと知っている人はもう少ないでしょうなぁ。よく切れるので昔は家の引出しにゴロゴロしていました。

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牛乳瓶の蓋はいまでも知っている人は多いでしょう。学校給食では今でも瓶が使われている所が多いのではないでしょうか。昔はこの蓋で「しょうや(めんこ)」をして遊んだものです。

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今では蛍光灯も消えゆく商品でしょう。もう5年もするとすっかりLEDに変わっているのではないでしょうか。

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冷蔵庫の製氷機は昔はアルミ製でした。熱伝導率が高いので早く凍ったものです。

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今でもあまりデザインの変わっていない食品も多々あります。ロングセラーなんでしょうなぁ。

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懐かしい名前も見かけます。ハウスの「楊夫人(マダムヤン)」なんて覚えているでしょうか。ちなみにこんなCMでした。


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 缶飲料は250mlが主流でした。

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 そういえばこんなものあったよなぁ、というものがぞろぞろ並んでいます。クレパスといえば赤い箱、鉛筆は短くなるとキャツプをつけて使っていました。万年筆はパイロットのノック式、コルゲンコーワの蛙は引出しに何個も入っていました。

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 これ、自転車のナンバープレートです。昔は自転車は高級品だったのです。ナンバーの真ん中がスライド式になっていて盗難防止を兼ねていました。

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 ナンバープレートと言えばリヤカーもあったのです。

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 これを知っている人は60代以上でしょうか。トイレの手洗い器です。ちょろちょろの水で手を洗っていたのです。

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 こちらは殺虫剤の噴霧器です。昔は手押し式だったのです。

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 企画展以外では懐かしのゲームボードも並んでいます。

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 裕福な家のリビングです。ステレオの横のテレビにはカバーが掛かっています。アンテナは室内アンテナで充分でした。

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 蓄音機やラジオが並んでいます。

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 我が家も一番最初のレコードプレーヤーはこんなものでした。これでも一応ステレオだったのです。