8月の散財 | geezenstacの森

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音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

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 暑い日が続くと、判断が鈍くなるのでしょうか。無性にCDが聴きたくなる日があります。この日もそんな日で、ネットサーフィンをしていて気に入ったCDを見つけるとお気に入りリストに入れてしまいそれがいくつか貯まると、ついついポチッとクリックしてしまいったのがこの散財です。今回購入のCDはCPが高く、最近の小生の琴線に触れたものです。

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 一番最初にカートに入れたのは「ミシェル・オークレール」の8枚組のボックスです。なにしろ、彼女の名前は最初に購入したメンチャイの協奏曲での刷込みでしたから、記憶に残っています。多分何十回と聴いたレコードです。そんなことで、この名前を見つけた時は、へぇ、こんなレコーディングもあったのだという興味がありました。彼女の録音はフィリップスがメインですが、このアルバムに収録されているのはステレオ録音はフィリップス原盤ですが、後のモノラルは米レミントンや仏LES DISCOPHILES FRANCAISのソースが収録されており、モノラル期の貴重な音源を聴くことができます。

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 次はズザナ・ルージイチコヴァのバッハ:鍵盤楽器のための作品録音全集(20CD) です。懐かしい名前です。ワーナーのエラート音源はあまり纏まった形で発売されていないのですが、このセットはレコード時代に全集で発売されたものの、CDでは初めての形で発売されたものです。それも、スークやフルニエとの共演盤も追加収録されているのでまさに御得なセットになっています。これが20枚組で3500円前後で買えるのですから飛びつきました。ボックスセットのハシリとなった「エラート100BOX」を彷彿とさせます。レコード時代、エラートはヴェイロン・ラクロワとかエディット=ピヒト・アクセンフェルトとかもいましたが、このルージイチコヴァのバッハは暖かみがあり好きでした。

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 エリーザベト・レオンスカヤの/シューベルト:ピアノ作品集(6CD)も激安で出ていたので注目したセットです。レオンスカヤは、リヒテルと共演することで西側の国に知られました。彼女の録音は、Teldecから出ているのですが、今まで一枚も所有していませんでした。彼女のピアノの先生は、ヤーコフ・ミルシュテインと言われています。リスト直系のイグムノフの弟子ですから、レオンスカヤはリストの系統の音だと思われます。

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 そして、ヘンリー・マンシーニのステレオ初期の録音を集めた4枚組のCDです。1959年から1962年までのアルバム8枚分が収録されています。有名な「ピーター・ガン」、「ティファニーで朝食を」、そして「ハタリ」も含まれていてCPは高いです。

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 さてさて、最後はカラヤンのブルックナー全集です。これだけは中古での購入です。最近、時間があったのでぶらりと「ブック・オフ」に立ち寄った時に手に入れました。本当は本が目的だったのですが、気に入ったものが無かったのでちょいとCDコーナーを覗いたら、ほんの少ししかないクラシックコーナーにこの1組がありました。国内盤のセットではないというのもあるのでしょうが、値段のつけ方が一律で、そのコーナーはすべて950円の価格で並べられていました。といっても他は2枚組での価格です。しかし、このセットのみは9枚組にも関わらず950円でした。一瞬目を疑いましたが確かに950円のシールが貼ってあります。思わずゲットしました。店員の無知に感謝です。