禅林寺の大玄関の入り口まで戻って預けてある御朱印帖を受け取ります。


御影堂から阿弥陀堂に続く廊下の傍らに、“三鈷の松(さんこのまつ)”と呼ばれる1本の大きな松があります。この松は中国原産の白皮松という松なのだそうですが、松の葉って、普通は2本ですよね。ところが、この松の葉は3本もあるのです。しかも、葉の長さが30センチ近くもあり、普通の松の葉の約5倍ほどの長さがある珍しい松なのです。
密教やチベット仏教などに用いられる金剛杵(こんごうしょ)という法具の一種に、“三鈷杵(さんこしょ)”と呼ばれる、先が三つ叉になった法具がありますが、3本の松の葉をその三鈷杵の形にたとえて、この松のことを“三鈷の松”と呼ぶようになったのだそうです。

この松の葉を持っていると、3本の葉ということで、「真心、智慧、慈悲」の3つの福を授かるとされ、財布に入れておくとお金が貯まるとか、タンスに入れておくと服が増えるとも言われています。この三鈷の松の葉には、四つ葉のクローバーのように、幸運をもたらすパワーがあるようですね。境内にある売店で無料で配られていますので、受付で御朱印を貰ったらついでに頂くといいでしょう。この三鈷の松、ストレートのものと輪に編んだものの2種類あります。小生は財布にも入れられる輪のものを頂いてきました。この日の小生の拝観受付は89人目でした。全然空いていました。

大玄関を出た後境内を散策です。こちらは御影堂の眺めです。

阿弥陀堂の前に鎮座している「やすらぎ観音」です。

そして、その阿弥陀堂です。


弁天社の鳥居です。

弁天社は、歌人・尼僧の大田垣蓮月(1791-1875)の寄進によるもので、江戸時代の1866年建立されています。弁才天は本来仏教の守護神である天部の一つでヒンドゥー教の女神さまですが、日本では弁財天と書き財宝神として崇められるケースが多いですね。

夏の季節でもこの景色です。寿橋の横には茶店もあり、景観を寛ぎながら楽しむ事が出来ます。
さて、我々夫婦はここから哲学の道を散策しながら昼食は名物の「湯豆腐料理」をと計画していたのですが・・・・