
玄関の前にある「長屋門」

玄関


尾崎士郎記念館の南側には、「旧糟谷邸」があります。個人的にはこちらの方が興味を引きました。糟谷(かすや)家は代々縫右衛門(ぬいえもん)を名乗り、吉良の大地主として三河木綿問屋、金融業、肥料、日用雑貨の卸小売で財をなした豪商・豪農です。その主屋と長屋門、土蔵2棟、屋敷神が県指定文化財となっています。

表千家久田流の茶室・庭園、小牧陣屋から移築されたといわれる長屋門など、豪商の生活ぶりをうかがうことができる貴重な屋敷です。

家紋の暖簾がある玄関口です。

番頭の構える帳場です。

屋敷神です。

土間の上には駕篭が吊り下げられています。豪商の証しですな。

その下には人力車、自転車が並べられていました。

女将の部屋です。奥の階段は子供部屋に通じていて、子供はここからしか出入り出来ない作りになっています。

主人の間です。鴨居に槍が掛けてあります。

主人の寝室

客間

客間

水琴窟のある庭

茶室。もちろん表千家でおもてなしです。
映像での案内です。
母屋の北側には2棟の蔵も残っています。

蔵の扉

こちらは糟谷本家の家紋です。

さすが西尾です。製茶道具です。

武士の流れを組んでいるので陣笠です。


蓄音機も数種類が並んでいました。