
元禄時代の「忠臣蔵」事件の一方の当事者であった吉良上野介が地元の人物であったことで興味もあり、また、一度も訪れたことも無かったからです。
今回は、県内最古の木造建築物として国宝に指定されている金蓮寺阿弥陀堂と慶長5年創建の吉良家の菩提寺である華蔵寺を訪れるという内容になっていました。
西尾駅から先は祈った事が無かったのですが、この吉良吉田駅は蒲郡線との乗換駅でもあります。以前は直通運転もあったようですが、利用客が少ないので乗換対応になったようです。


駅からは最初に訪れる西福寺までひたすら歩きます。途中に鈑金工房があり、ハンドメイドのロボットがお出迎えです。


西福寺は、北条時頼により、天台宗の寺院として創建され、文安元年(1444)に浄土宗の寺院として再興されたと伝えられています。この鐘楼は明治4年(1871)に伊賀八幡宮(岡崎市)から移築されました。もともとは徳川3代将軍家光により再建された鐘楼でしたが、明治初年の神仏分離令によって仏教色の強い鐘楼は撤去されることになり、西福寺へ移築されています。

なかなか荘厳な作りです。



ここでも、御朱印を頂こうとしましたが、長蛇の列だったので諦めて先きに進む事にしました。

この辺は麦畑が多く、たわわに実った小麦が黄金色に輝いていました。

吉良図書館の裏手に「尾崎士郎記念館」があります。小説『人生劇場』で有名な作家ですね。この尾﨑士郎は西尾市吉良町上横須賀出身なんです。




そして、ここには東京都大田区の士郎の自宅から移築された書斎も公開されています。