廉価盤レコードのレーベル 6 | geezenstacの森

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国内盤の最後はフィリップス系のレーベルです。国内最安値900円で登場したのは「グロリア」シリーズでした。ただこの名前はシリーズのもので、レーベルとしては「フォンタナ」が使われていました。

 そのフォンタナは、最初の発売時は1200円でした。それが上の写真で、ミシェル・オークレルのヴァイオリンによるメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲集です。

 下は、FGで始まる900-1300円のラインで使われたデザインです。最初はしっかりしたジャケット素材でしが、途中からペラジャケットに変更されました。また、斬新な縦書き仕様のジャケットも有りと、何でもありの有り様でした。

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 方や、主力のフィリップスレーベルでもパイロットシリーズを投入して、主力のハイティンクものを惜しげもなく投入しました。多分、このパイロットシリーズが無かったら、ハイティンクは全く興味は無かったでしょう。そしてこのハイティンクのチャイコフスキーで、フィリップスの録音の良さを知りました。

 これに味をしめて、フィリップスは次から次へとハイティンクものを投入しました。

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 こちらは、イギリスプレスのものです。ベームのバイロイトでの指輪のサンプラーの形で発売されたものです。

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 同じフィリップスでも、オランダの本家は、色の違うレーベルで廉価盤を発売していました。まあ、デザインはグラモフォンと同じく代わり映えはしませんな。ミドルプライスの「ユニベルソ」シリーズも同じデザインでした。

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 「アマデオ」はオーストリアのレーベルですが、一時期フィリップスから発売していました。でもこれは発売元がポリドールになっています。

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 アーノンクールは色々なレーベルに録音しています。これは、ヴァンガードのミッドプライスの「カージナル」のから発売されたものです。

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 こちらはヴォックスの「キャンディード」レーベルです。この当時の録音は、ドルビー・ノイズ・ストレッチャーを使用しての録音が一つの売りになっていました。

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 「エヴェレスト」も後期のものは、洗練されたデザインになっています。

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 こちらは「アンダンテ」ですが、既にデジタル録音ものです。発売元は「ヴァレーズ・サラバンド」というサントラをメインとするメーカーというのが変わっています。