秋の花1 | geezenstacの森

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秋の花1

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 もう10月も10日を過ぎましたから、いつまでも初秋というわけにはいかないでしょう。先日のウォーキングの時に、撮影した花々でようやく花の名前を調べることが出来ました。最初に見つけた花は「ヤナギバルイラソウ」です。メキシコ原産の シソ目キツネノマゴ科ルイラソウ属の半耐寒性常緑小低木です。最初は「ルエリラ・サザンスター」かと思いましたが、葉っぱの形が柳の葉のように細いのでようやくこの名前に辿り着きました。ヤナギバルイラソウは帰化植物でこぼれ種で増えてゆくようで、雑草化している所もあります。花は一日で落ちる一日花ですが毎日のように咲き続けます。

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 こちらは「コリウス」です。本来は初夏から秋にかけて見ごろになる葉を鑑賞する観葉植物のようです。コリウスは熱帯・亜熱帯アジア、オーストラリアなどに100種以上が知られるシソ科コリウス属の植物の総称です。観葉植物とあって、その特徴は赤や黄色、紫など様々な色彩と模様が織りなす美しい葉で、和名の「キンランジソ(金襴紫蘇)」や別名の「ニシキジソ(錦紫蘇)」を名は体を表すといった感じです。この時期は写真のようにかわいい紫の花をいっぱいつけます。

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 写真を撮影した名古屋市の中村区は、名古屋の玄関口の名古屋駅もその域内に含みますが、西部の方はまだまだ田畑が多く、畑の囲いにはこの「フウセンカズラ」などをフェンスに這わせています。ちょっと見た目「ほおずき」の未熟なものにしか見えませんが、この小さな風船の様な見が鈴なりになっている様は壮観です。実際の花は白い小さな4弁花であまり目立ちません。これは、花よりもむしろ、風船状の果実を観て楽しむために栽培されているようです。北米原産のむくろじ科フウセンカズラ属の植物です。

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 赤い花は「センニチコウ」です。ヒユ科 の センニチコウ属(ゴンフレナ属)の花は、熱帯アメリカ原産で、花後に枯れる一年草です。日本には江戸時代前期に渡来したとされます。草丈は50cmほどで主な開花期は夏から秋、花色は紫紅、白、ピンクなどがあります。こちらも最初「吾亦紅」とと勘違いしていましたが、花色や葉の形から「センニチコウ」に辿り着きました。花屋さんでは苞葉はかさかさと乾いた質感で、乾燥させても色が褪せないのでドライフラワーとしてよく見かけるのではないでしょうか。

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 今回は勘違いが多く、これもぱっと見「ランタナ」と間違えました。やはり葉っぱの形が違うし、ラッパ状の花が集合しているので「カランコエ」だと解りました。マダガスカル・東アフリカ・南アフリカ、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島などにおよそ100種が分布する植物です。ベンケイソウ科カランコエ属で、いろんな花色があります。写真の花は周りがピンク、中央にイエローの花が咲いていて大変目立ちました。園芸品種なんでしょうね。

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 カランコエの脇に咲いていたのが「マツバボタン」です。普通は八重なのですが、これは一重です。そんなことで最初は「ポーチュラカ」と間違えていました。これも区別の手がかりは葉っぱの形です。松葉の様な葉の形を手がかりに捜していったら「マツバボタン」に辿り着いたというわけです。まあ、どちらも「スベリヒユ科」ということでは間違いではありませんが、南アメリカ原産の一年草で葉が松葉に、花が牡丹に似ているのことから名づけられました。炎天下にもよく花を咲かせるので「ヒデリグサ(日照草)」、茎を切って土に挿しておくと簡単に根が出てふえるので「ツメキリソウ(爪切り草)」もしくは「ツミキリソウ(摘み切り草)」の別名があります。

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 こちらは、「常泉寺」の境内に咲いていたもので、「サンタンカ」です。アカネ科イクソラ属の花で、熱帯各地に400種以上が分布する丈の低い樹木です。サンタンカが日本にやってきたのは江戸時代中期で、当初は三段花(さんだんか)と呼ばれていました。大陸から琉球経由での渡来と言われます。ちなみに沖縄では露地でふつうに見られる花木で、オオゴチョウ、デイゴと並び沖縄三大名花のひとつに数えられています。写真の花は「コクネシア」という品種のようで、花の先が細く開いています。花は赤色で直径2~3cmで数十輪がまとまって半円状に咲きます。葉は先のとがっただ円形で厚みがあり、光沢のある濃緑色です。緋色の花が映えています。

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 クレマチスもあちこちでよく見かける花です。代表的な花色はブルー系の様な気がしますが、写真のように赤い色のクレマチスも咲いていました。

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 「トレニア」は豊国神社から大鳥居へ向かう道沿いのコンテナガーデンに植えられていました。アゼナ科(ゴマノハグサ科)、トレニア属の東南アジア、アフリカにおよそ40種が分布する一年草、もしくは多年草です。トレニアとは18世紀のスウェーデンの牧師「Toren さん」の名にちなんでいます。花付きの良さと育てやすさ、暑さに強いなどの利点から夏の草花として花壇、鉢、コンテナ植え、寄せ植えなど幅広い用途で広く普及しています。和名では「はなうりくさ(花瓜草)」または「なつすみれ(夏菫)」と呼ばれています。

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 さて、畑が多いということで、あちこちで、「きゅうり」とか「えんどう」が花を咲かせていました。

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 こちらは「むくげ」です。残暑厳しいおりで、まだまだ夏の花ががんばっています。しかし、その横では秋の花の定番「コスモス」もしっかりと咲いています。

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 最後は「フクシア」だと思うのですが、正確なところは解りません。ひょっとすると「チェリーセージ」の仲間かもしれません。めしべが飛び出していて淡いピンクの花びらが変わった形をしているので目を惹きました。「チェリーセージ」の仲間の「ホットリップスに花の形は似ていますが色目が薄いので判断が出来ません。どなたかご教授して下さい。