KulturSPIEGELのストコフスキー | geezenstacの森

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KulturSPIEGELのストコフスキー

曲目/
J.S.バッハ(ストコフスキー編):トッカータとフーガ BWV.565
1.Toccata 3:50
2.Fugue 6:27
ロンドン響[1974.7.27&29]
ヘンデル:王宮の花火のための音楽
3.Overture 10:19
4.Bourr??e 1:31
5.La Paix 4:11
6La réjouissance 2:45
7.Menuets 1 & 2 2:36
RCAビクター響[1961.4.24]
ビゼー:交響曲第1番ハ長調
8.Allegro Vivo 7:25
9.Adagio 9:04
10,Allegro Vivace 4:44
11.Allegro Vivace 5:52
ナショナル・フィル[1977.5&6]
ビゼー:「アルルの女」第1組曲
12.Prelude 6:47
13.Minuetto 3:48
14.Adagietto 2:46
15.Carillon 5:05
ナショナル・フィル[1977]
 
Sony Classical 88697375782

 

イメージ 1

 

 この一枚はドイツSONYとドイツの月刊誌「KULTUR-SPIEGEL (クルトゥーア・シュピーゲル)」とのタイアップ企画の40枚セットの中の一枚です。このセットおまけにDVDが1枚セットになっているのですが、これが日本とはビデオ方式が違うPAL-SECAM方式で収録されていますので日本仕様のDVDプレーヤーでは再生出来ません。ですが、パソコンを持っている人ならDVDドライブ搭載のパソコンからは再生出来ますので、問題はないでしょう。まあ、日本で言えば大手出版社から出している何とか全集みたいなもんでしょう。ですが、価格がとんでもなく安いのには驚かされます。
 
 面白いのは日本ですと講談社ならキングレコード、集英社はEMIなどと大手レコードメーカー一社と組んだ企画しか出来ないのですが、このセットは一応ソニーが表に立っていますが、ラトル何かはEMIの音源が、アーノンクールはテルデックの音源を使用するなどメーカーサイドの企画ではなく消費者サイドに立った企画で制作されています。こういうところは日本の出版社も筋の通った企画を通すなら見習ってほしいところです。そんなことでセットには大指揮者20人の代表的名演をCD2枚ずつに収め、40枚のBOXにしたものです。但し、このセットドイツ国内を意識して制作されていますからすべてドイツ語表記です。で、ボーナスとしてのDVDもPAL方式というわけです。

 

 ここに取り上げるストコフスキーもその中に含まれているものの一枚です。のCDを取り上げたのはここに収録されている音源がRCAとCBSに録音された音源が1枚のCDに収録されているからです。最近続々とリリースされるソニーの廉価ボックスですが、ストコフスキーは相変わらずRCAへの録音とCBSへの録音は別々に発売されています。ここにきて、ようやく来月発売のオーマンディのセットが両方の音源からチョイスされて発売されるようです。しかし、ストコフスキーはなっていません。でも、どうしたことかこのセットの中ではそれが実現されているのです。オーケストラを見ても一目瞭然ですが、バッハとヘンデルはRCAへの、そして後半のヒゼーの2曲はCBSへの録音です。まあ、演奏についてはストコフスキーオタクの小生ですから既に取り上げています。

 

バッハ/トッカータとフーガ 
 さて、ここで収録されている「王宮の花火の音楽」は一般に流布している効果音の入ったバージョンで演奏されています。ストコフスキーらしい演出で、時節柄各地で花火大会が開催されているので演奏をアップしました。

 

 

 
 さて、このセットもう一枚ストコフスキーの録音が収録されています。そちらはスメタナ、ワーグナーとリムスキー・コルサコフの「シェエラザード」が収録されています。こちらはRCAの音源ばかりで目新しさはありませんし、「シェエラザード」もロイヤルフィルとのもので、名演とされるロンドン響のものとは違います。まあ、こちらはデッカへの録音ですから一緒に収録することは難しいですわな。