1月7日の深夜にNHK-BSプレミアムで「プロムス2011 ラスト・ナイト・コンサート」が放送されました。NHKは毎年、このラストナイトコンサートだけは放送してくれますが、プロムスはこれだけではありません。本当は、もっとじっくり聴きたいのですが、イギリスとの間には時差が合って中々まともに聴く事は出来ません。
そんな事で、半ば諦めているのですが、そういう悩みを最近のYouTubeは解決してくれます。個人的には7日のプログラムを録画予約し忘れたので聴くことができませんでした。そんなこともあって、何気なくYouTubeで捜したらあるわあるわの世界です。それもNHkのようなせまい了見でクラシックだけでなくポップスのプログラムもしっかりアップされているではないですか。で、今回はクラシックではなくポップスのプロムナードを取り上げる事にします。最初は、キース・ロックハート指揮BBCコンサート・オーケストラの演奏で007メドレーです。ジョン・バリーのジェームス・ボンドのテーマから始まって、モンティ・ノーマンの007のテーマまでたっぷりと聴かせてくれます。
お次は「スター・ウォーズ」のテーマです。
イギリスといえばこの曲は外せないでしょう。もちろん「ハリーポッター」のテーマです。
BBCプロムスでは何もフルオーケストラの演奏だけではありません。ちょっと面白い「Spaghetti Western Orchestra」というグループも登場しています。その名の通り、西部劇の映画音楽を演奏していきます。このグループ2009年にも登場していましたが、人気があったのか2011年にも再登場です。ユーモアも合って中々面白いパフォーマンスです。まずは、エンリオ・モリコーネの「奴らを高く吊るせ」です。
この乗りで次々とモリコーネを演奏していきます。継は「荒野の一ドル銀貨」、「続荒野の一ドル銀貨」です。
さて、プロムスはロイヤル・アルバートホールだけではありません。イギリス全土で開催されています。次はスコットランドでのプロムス・ラストコンサートで演奏された007メドレーです。演奏はBBCスコティッシュ交響楽団だとおもうのですが・・とすれば指揮者はイラン・ヴォルコです。こちらはスタンリーブラックのアレンジで勝負しています。
さて、プロムスというのは何もBBCだけの特権ではありません。下はプラハでのプロムス2010で演奏された「ミッション・インポシブル」です。ピアノと指揮はもちろんラロ・シフリン、トランペット・ソロはジェームズ・モリソンです。
最後はBBCプロムスに戻り、ラストナイトからスーザン・ブロックの歌う「すべての山に登れ」です。こちらは指揮はEdward Gardner - BBC Symphony Orchestraの演奏です。NHKが放送するのはほんの一部だけです。これからはプロムスはYouTubeで楽しみましょう。