スタッフ
ロバート・ダウニー・Jr トニー・スターク
監督:ジョン・ファブロー
脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ピーター・ピリングスリー、アビ・アラド、スタン・リー、
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ラミン・ジャワディ
美術:J・マイケル・リーバ
視覚効果:ジョン・ネルソン
出演脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ピーター・ピリングスリー、アビ・アラド、スタン・リー、
デビッド・メイゼル、ジョン・ファブロー
製作:アビ・アラド、ケビン・フェイグ撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ラミン・ジャワディ
美術:J・マイケル・リーバ
視覚効果:ジョン・ネルソン
ロバート・ダウニー・Jr トニー・スターク
ジェフ・ブリッジス オバディア・ステイン
テレンス・ハワード ローディ
グウィネス・パルトロー ペッパー・ポッツ
ショーン・トーブ イェンセン
レスリー・ビブ
ファラン・タヒール
サイード・バッドレヤ
ビル・スミトロヴィッチ
クラーク・グレッグ
ティム・ギニー
ジョン・ファヴロー
スタン・リー
サミュエル・L・ジャクソン
(クレジットなし)
声の出演: ポール・ベタニーテレンス・ハワード ローディ
グウィネス・パルトロー ペッパー・ポッツ
ショーン・トーブ イェンセン
レスリー・ビブ
ファラン・タヒール
サイード・バッドレヤ
ビル・スミトロヴィッチ
クラーク・グレッグ
ティム・ギニー
ジョン・ファヴロー
スタン・リー
サミュエル・L・ジャクソン
(クレジットなし)
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/cd/8d/j/o0350049414523717191.jpg?caw=800)
●あらすじ
米国政府と契約を結ぶ巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長で、発明家としての顔も持つトニー・スターク。彼はある日、自社新型兵器のデモ実験に参加するためアフガニスタンへ赴き、みごと実験を成功させる。だがその直後、テロリスト集団の襲撃に遭い、胸に深い傷を負ったまま囚われの身となってしまう。さらに、一味のために最強兵器の開発を強制されるトニー。しかし、彼は一味の目を盗んで飛行可能なパワードスーツを開発、それを身につけ、敵の隙をみて脱出し生還を果たす。そして、この一件で自社兵器がテロ組織に利用されているのを目の当たりにし、ショックを受けたトニーは会社として武器製造を中止する一方、テロ撲滅を誓い、秘かにパワードスーツの改良に着手。こうして試行錯誤の末、驚異の攻防力と飛行性能を兼ね備えたパワードスーツ=“アイアンマン”を完成させる。(allcinema ONLINE)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/b3/ae/j/o0525035014523717195.jpg?caw=800)
原作はコミックで舞台はベトナム戦争なのですが、さすが映画化にあたっては現在の世相を反映しアフガニスタンを舞台にしています。若き発明家にして軍需産業のトップ、トニー・スタークがアフガンで自社のミサイル平気のデモの後、武装勢力に襲撃され囚われます。そのとき自社製の爆弾で致命傷を負い命と引き換えに、捕虜生活の間にパワードスーツを造り上げ、命からがら大脱走するところまでがプロローグのようなものです。ここまでは、彼トニー・スタークは武器を世界中に売りつける死の商人であり、その存在はアメリカそのものであるといっていいでしょう。アメリカは正義と平和を愛しながら、一方で世界中に紛争を輸出しています。アメリカは世界一の軍事大国であり、世界中で流通している武器の多くがアメリカ製で、それらはアメリカに対して敵対的な武装勢力の手にも渡っているのですから皮肉なものです。ここでも、命と引き換えに彼が製造を強要されるミサイルの部品は自社製品であることが描かれています。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/3d/1e/j/o0619035014523717199.jpg?caw=800)
さて、負傷したトニーは心臓に致命的な障害が残ります。しかし、負傷した心臓を守る、超小型のアーク・リアクターにより命を長らえます。そして、彼はミサイルを作ると見せかけて最初のパワースーツを完成させます。このパワースーツはプロトタイプですが、このアーク・リアクターは、巨大なパワーを必要とするパワードアーマーの動力源でもあります限られた時間で作られたこのパワースーツは不完全で脱出には成功しますが着陸に失敗して壊れてしまいます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/33/a4/j/o0525035014523717203.jpg?caw=800)
自社の兵器で同胞が殺される現実を目の当たりにしたトニーは、無事帰国すると戦争兵器の二面性を自覚し、兵器製造の中止を宣言します。そして個人的に正義を実践していくのですが、ここでストーリーは大きく転換し、今度は企業の存在のあり方が問われ、本当の敵の正体は、経済のために戦争さえも捏造される実態と企業乗っ取りの暗躍を背景にアメリカの裏側を描く方向に展開していきます。こういう展開になってくると、どうしても「ロボコップ」を思い出してしまいます。ここでは副社長のオバディアがその悪玉として描かれ、彼がアフガンのテロ組織にも通じていることが最後に暴露されていきます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/1a/1e/j/o0619035014523717204.jpg?caw=800)
この映画の最大の見どころは、パワードスーツが完成する過程がきちんと見られることでしょう。トニーは自らの信念の実現のために地下の実験室でパワースーツの改良に取り組みます。そこで作り出されるパワースーツの製造、改良のシーンはわくわくする楽しさがあります。スーツは3段階にバージョンアップ。プロトタイプはジェット噴射で空を飛ぶだけだったが、次は軽量化して音速で飛ぶ装置をプラス。さらにスーツ表面の氷結対策を施して、赤とゴールドを基調にした完成形に至ります。しかもスタークのオールハンドメイド。「バットマン」のとの違いは、財力と知能を使って、自分で武器もスーツも作ってしまうこと。そんなところに味も興味をそそられます。スタークは常に改良を重ねているので、もう省察区が決定している続編では更にバージョンアップしたアイアンマンを期待できそうです。こういう男のロマンをくすぐる映画の作りですから全米で興行収入3億ドルを突破したのもうなづけます。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/65/08/j/o0525035014523717207.jpg?caw=800)
個人的にはスパイダーマンより遥かに完成度の高い映画だと思います。どちらかというと、お子様的要素の強かったスパイダーマンに比べこのアイアンマンは、大人としてのアイデンティティがしっかりしていて大人の恋や、ユーモアも含まれそれらがバランスよく配されていて極上のエンタティメント作品に仕上がっています。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/76/e9/j/o0525035014523717209.jpg?caw=800)
ただ、最後のバトルはやや消化不良というか期待はずれです。まあ、予備のアーク・リアクターで戦っているので十分なパワーが出せないというハンディキャップはありますから、最初から高層圏で勝負を仕掛けるというのはわかりますがね。
面白いのはクレジットロールの後も、ある有名俳優が演じる人物が出演しています。これは多分今後マーベル社が映画化することになっている作品の布石になっているのではないでしょうかね。
面白いのはクレジットロールの後も、ある有名俳優が演じる人物が出演しています。これは多分今後マーベル社が映画化することになっている作品の布石になっているのではないでしょうかね。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190805/22/geezenstac/fa/07/j/o0529035014523717213.jpg?caw=800)
音楽は米TVシリーズ『プリズン・ブレイク』などで知られるラミン・ジャワディによるスコアで総監修をハンス・ジマーが請け負っています。アクション映画らしい音作りでロックあり、ジャズありオーケストラものありとバラエティに富んでいいます。ヒット性のあるメロディはないのですが、テンポがいいのでまあ良しとしますか。