アニメ「のだめカンタービレ」 第2回 | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

アニメ「のだめカンタービレ」 第2回


イメージ 1


 アニメ「レッスン2」はコミックの第6巻まででした。けっこう省略と変更がありましたね。一番大きな変更はヴィエラ先生のCDがコミックでは「ロンドン」レーベルだったのになぜか「グラモフォン」に変更になっていました。でもって、曲もベートーヴェンの交響曲第1番から交響曲第7番に替わっていました。曲目はともかく音源の提供はソニー・クラシカルのはずなのになんでそのライバル会社のグラモフォンなのか解りましぇーん。

イメージ 2


 ドラマ版との違いはこの第2話ではまだ、真澄が登場しない事です。ということは、のだめの部屋に押し掛けてのだめにマリリンモンローの格好をさせるシーンは峰君しか登場しません。ということで、コミックと同じです。ですが、のだめが千秋のシャツのボタンを引き千切るシーンは同じようにカットされていて、千秋の部屋で「春」のCDを聴き、千秋のヴァイオリンでデュエットするシーンは同日のように変更されています。ここんとこは、のだめが茶碗を持って押し掛けるシーンなので原作通りやってほしかったところです。まあ、その前にのだめの「激突(誤りではありません。コミックは突撃ですがアニメはこうなっていました)となりの晩ご飯」シーンがありますから重複を避けたのかもしれません。

イメージ 3


 カットされているシーンは千秋が谷岡先生のレッスンを受けている場面です。千秋の調子が今ひとつなので谷岡先生がのだめを呼ぼうかと問いかけると、ジョーダンやめてください!としりぞけます。でも、このベートーヴェンの春を演奏する場面です。

 進行上の理由でしょうが、のだめが熱を出して芋虫状態になるカットはアニメ版はばっさりカットされてすぐ峰の試験会場からスタートしています。それに、峰の前に演奏するのはヴァイオリン科で一番巧い「中村」君が登場するのですが、アニメはど下手な学生に変更になっています。

 巧い演出もあります。冒頭の峰の登場シーンでのだめの友人が峰について語っている後ろをのだめがこっそり現れおにぎりを盗んで出て行く様子をさりげなく描いています。これは原作には無い動きでアニメの方が雰囲気が出ています。
イメージ 5


 ちょっとづつ、アニメの方にも個性が出てきました。この調子ならアニメもいい線逝けるのではないでしょうか。なにしろ、ストーリーの進行にドラマのような時間的無理は無いはずですから。