今日の一枚 03/22 バロックの大作曲家たち | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

イメージ 1

エラート1000シリーズ 「バロックの大作曲家たち」特別試聴盤


エラートY-49〜50-RE
非売品
 その昔、レコードが全盛期の頃コロンビアからエラート1000シリーズというその名の通りの1000円盤が出ていました。これはダイヤモンド1000シリーズに継ぐものでその後ヒストリカル1000とかパルナス1000とかのシリーズも出ました。その中でエラート1000シリーズは光っていました。それまでのダイヤモンド1000シリーズは名前はいいのですが中身は玉石混淆であまり触手が動かなかったのですがこのエラートのシリーズはそれこそ名盤の宝庫で、特にRE1061から始まる「バロックの大作曲家たち」というシリーズでバロック音楽に目覚めたといっても過言ではありません。そして、このシリーズでクルト・レーデル、カール・リステンパルト、ピエール・ピエルロ、ポール・オンニュなどの名演奏家と出会いました。
 そして、当時何を血迷ったのかこのシリーズの発売の告知を見て初めてメーカーに手紙を出しました。今となっては何を書いたのか覚えていませんがこのシリーズに期待する胸の内を綴ったものだと思います。ほどなくしてメーカーから2枚組のこのシリーズのサンプラーレコードが送られてきました。今回の写真はその時送られてきたレコードのジャケットです。非売品ですから味も素っ気も無くただ20枚のシリーズのジャケットが印刷されただけの簡素なものです。これには子供心にえらく感激しました。こうして発売前からこのレコードを聴きまくり欲しいものをリストアップしたのですがほとんど全部購入した記憶があります。このシリーズで初めてバッハの「音楽の捧げもの」、ヘンデルのハープ協奏曲などとともにマルチェルロ、ラモー、ルクレールなどの作曲家と出会いました。
 今、またバロックブームが再来しているようなのですが巷で流行っているクラシックのベスト盤のようにバロックもベスト盤みたいな形で紹介されると小生のようなファンが開拓できるのではないでしょうかね。エラートの原盤を持っているワーナー当たりが口火を切ってくれるとありがたいのですが・・・
 そうそうこんな懐かしの1000円版を紹介してくれているホームページがあります。
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/renka_lp/erato1000.htm
御用とお急ぎでない人は覗いてみてください。