「ファイナル・カウントダウン」 | geezenstacの森

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ファイナルカウントダウン

 

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原題:The Final Countdown

製作国:アメリカ
製作年:1980
配給:松竹=富士映画配給
スタッフ
監督: Don Taylor ドン・テイラー
製作: Peter Vincent Douglas ピーター・ヴィンセント・ダグラス
製作総指揮: Richard R. St. Johns リチャード・R・St・ジョーンズ
原作: Thomas Hunter トーマス・ハンター Peter Powell ピーター・パウエル
脚色: David Ambrose デイヴィッド・アンブローズ Gerry Davis ゲイリー・デイヴィス
撮影: Victor J. Kemper ヴィクター・J・ケンパー
SFX: Maurice Binder モーリス・バインダー Pat Elmendorf パット・エレメンドル
音楽: John Scott ジョン・スコット
キャスト
Kirk Douglas カーク・ダグラス (Captain_Matthew_Yelland)
Martin Sheen マーティン・シーン (Lasky)
Katharine Ross キャサリン・ロス (Laurel)
James Farenino ジェームズ・ファレンチーノ (Commander_Richard_Owens)
Ron O'Neal ロン・オニール (Thurman)
Charles Durning チャールズ・ダーニング (Senator_Chapman)
 
 「戦国自衛隊」1979という映画があり、翌年の1980年にこの「ファイナル・カウントダウン」が公開されました。どちらも過去にタイムスリップして当時の事件に巻き込まれるのですが、この「ファイナル・カウントダウン」はわずか65年前の日本の真珠湾攻撃前夜へのタイムスリップです。主演はカーク・ダグラス(マイケル・ダグラスの父)、マーティン・シーン(チャーリー・シーンの父)、キャサリン・ロス、ジェームス・ファレンチーノらになります。下はトレーラーです。

 

 

 日本ではあまりヒットしなかった映画で肝心な戦闘シーン始まる前にまた、タイムスリップで現代に戻ってしまうので腰砕けに終わってしまったのが原因なんでしょうなあ。タイムパラドックスの処理があまく、あれっと思うことが多かったのもこういう歴史物ではしょうがないんでしょうね。でも、つかみの展開は面白く歴史の現実に気がつき真珠湾攻撃の時代に遭遇していく過程はぐいぐい引き込まれてしまいます。
 この映画は戦争映画なのでタイトル曲はフルオーケストラの壮大な曲となって、トランペットのファンファーレが勇ましくいい仕上がりの曲です。

 

 

 しかし、サブ・テーマである「愛のテーマ」は日本では岩崎宏美が歌った「聖母たちのララバイ」としてヒットしました。当初作曲は「木森敏之」とクレジットされていましたが後に盗作ということで現在は「ジョン・スコット」と「木森敏之」が併記されています。それゆえあれだけ大ヒットしたにもかかわらずレコード大賞を取れなかったのはこういうことが原因だったということはあまり知られていないのではないでしょうか。このメロディは映画の中ではインストナンバーとして演奏されていただけの曲ですが、メロディラインは美しいものでヒットの要素を含んでいたことは間違いありません。