2025記憶に残るコンサート
ベスト10
1..名古屋国際会議場サンクスコンサート
2.名フィル第94回名曲シリーズ
3.名フィル第95回名曲シリーズ
4.デンマーク国立フィル来日コンサート
5.愛知県立芸大・名フィルジョイントコンサート
6.東海学生連盟第44回定期演奏会
7.名古屋ブルックナー管弦楽団第30回演奏会
8.深圳交響楽団特別演奏会
9.能楽堂DEめいおんジャズ
10.愛・地球博20周年記念行事「逢祝」
次点 オーケストラ・ソリストたちの夕べ
ブラス・エクスプレス名古屋第33回定期演奏会
ミュージカル ザ・ショー・マスト・ゴー・オン
1.名古屋国際会議場サンクスコンサート
いつもの年は前年の12月にクリスマスコンサートを開催しています。ただ、この会議場が2025年2月1日から2027年3月31日まで全館改装工事のため休館しています。その休館前に、会議場内にあるセンチュリーホールで名電高校吹奏楽部によるコンサートが行われました。全国屈指の吹奏楽団ですからその演奏はパフォーマンスとともに振り付けも見ものでした。ここは毎年、吹奏楽の全国大会が行われる聖地でもありました。なにせ、センチュリーホールは3000名以上を収容できる名古屋でも屈指の大ホールです。大きさでいったら愛知県芸術劇場の大ホールよりも500名以上多いのですから驚きです。ただ、普段は学術会議で使われることが多いので、コンサート会場樋使われることは稀なんですなぁ。
2.名フィル第94回名曲シリーズ
指揮者はロベルト・フォレス・ベセス、ピアニストは田所光之マルセルで、地元菊里高校出身のという事でほぼ満席のコンサートでした。今年6月にはCDデビューもしている逸材にいち早く接する事が出来ました。父は日本人、母がフランス人という事でその日本人離れした風貌は国際的な活躍でも期待できます。
3.名フィル第95回名曲シリーズ
昨年度の名フィルの「和欧混交Ⅴ」シリーズはなかなか意欲的なプログラムでした。この回は外山雄三作曲の交響曲「名古屋」が久しぶりに演奏されました。外山雄三氏は1981-1987年まで名フィルの常任指揮者兼音楽総監督を勤めていました。この曲はその常任だった1984年に地元の中京テレビの委嘱作として作曲されています。4楽章からなる交響曲で第1楽章は「笙」や「篳篥」の響きなど熱田神宮をイメージさせ、第2楽章ではチャイコフスキーの「悲愴」交響曲を連想させるメランコリックな旋律ねはたまたは、第4楽章では木曽三川に由来する民謡を題材にしたモチーフを使って「ラプソディ」の間奏部分をイメージさせる作りになっていました。また、山本直純氏の「児童合唱と管弦楽のための組曲『えんそく』」という作品も演奏されました。そんなことで記憶に残っています。
4.デンマーク国立フィル来日コンサート
著名なオーケストラは話題になりますが、このオーケストラの来日はあまり大きく取り上げられていませんでした。話題になったのは当時はテレビでコメンテーターを務めていた廣津留すみれさんが本業のヴァイオリンでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏するということでミーハーな妻が行きたいということで出かけたコンサートでした。この12月20日も瀬戸市でリサイタルがあり、出かけたかったのですが、あいにくと仕事の都合で出掛けられませんでした。残念です。
5.愛知県立芸大・名フィルジョイントコンサート
名古屋フィルハーモニー交響楽団と愛知県立芸術大学のジョイント・コンサートが、3年ぶりに待望の開催となりました。今年はショスタコーヴィチ没後50年という節目にふさわしい交響曲第7番「レニングラード」が演奏されました。川瀬賢太郎は2016年、当時常任指揮者を務めていた神奈川フィルと、指揮者のポストを務めていた名古屋フィルとで、同曲の合同演奏を行なっていてこちらはCDになっています。今回は地元の若き芸大生とのコラボでこの曲が再演されました。
6.東海学生連盟第44回定期演奏会
東海学生連盟のコンサートにはここ最近は毎年のように出掛けています。で、今年はマーラーの6番が演奏されました。今年聴いた麻辣の演奏の中ではピカイチの出来だったように思います。記事を書いた時点ではこの演奏はYouTubeにアップされていませんでしたが最近になって確認するとアップされていましたので貼り付けておきます。圧巻の演奏です。
7.名古屋ブルックナー管弦楽団第30回演奏会
このオーケストラもブルックナーに特化して演奏会を行なっていますが、今年は愛知はオーケストラ会場が不足してあちこちの地方として定期が演奏されるようになりました。このオーケストラも今年は稲沢の文化会館での開催となりました。このホールは我が家からは近く、セントラル愛知交響楽団がリハーサルでよく使っているのでお馴染みのホールです。
最近は新田ユリ氏が指揮をしているということでブルックナーとシベリウスという組み合わせでプログラムが組まれています。
8.深圳交響楽団特別演奏会
名古屋では一般のコンサートは開催されませんでしたからほとんど知られていませんが今年は中国のシリコンバレーと言われる深圳市からオーケストラが来日していました。タイミング的には高市発言(11月9日)の直後だったのでまだことは大きくなっていなかったのが幸いでした。中国では香港フィルに肩を並べるレベルにまで成長しているオーケストラです。演奏会場は名古屋音楽大学の成徳館ホールという小さなホールで、まるでサロンコンサートのような距離感でオーケストラの響きを楽しむことができました。
9.能楽堂DEめいおんジャズ
今年は日曜日に開催されたということもあり、満席の盛況ぶりでした。能舞台という特殊な環境で聴くJAZZはまた格別です。こちらも距離感が近いし、花道を通って演奏者が登場する様まで確認することができます。圧倒的音量で響くビックバンドジャズとコンボで演奏されるボーカル付きの演奏はそれだけで痺れます。石井達也、森山良子、松平健、夏川りみ、緑黄色社会というバラエティのあるコンサートが展開されました。ここの飲食は現金ではなく全て電子マネー対応というのも話題になりました。
10.愛・地球博20周年記念行事「逢祝」
全国的には今年は「大阪万博」だったのでしょうが、地元愛知では「愛・地球博20周年」ということで盛り上がっていました。なにせ、この記念イベントは今年名城公園にオープンした「IGアリーナ」で開催されたことも話題になりました。そこに愛・地球博を盛り上げた愛知の有名人が集結したのですから見逃せません。
さて、次点も見逃せないコンサートでした。ということで記事にリンクだけ貼っておきます。
今年も充実したコンサートに出会えた一年でした。

























