【外道! 政経塾】日本の取るべき政策の基本方針(個人的考え)
=================
【外道! 政経塾】
政経学・各論
②税制論
②消費税論
①消費税の現状
非常に残念なことに、政治・経済を勉
強せず人気投票で政治家になれる
国であるが故に、制度の意味・内容
を理解しない人が多く政治家になって
いるし、その誤解した内容をそのまま
真に受けて投票する国民がいる。
今回は、消費税の意義について語り
たい・・ところだが、その前に、消費税
が貧富の差を拡大する税とか、低所
得者を苦しめる税と勘違いしている
人がいるので、まず、その部分を説明
したい。
まず消費税導入前と導入後の税率
について簡単に示したい。
下の表は、消費税導入前の税率と
現行の消費税導入後の「実質税率
の概算」である。
※消費税の加算は、所得税等を差
し引いた後の収入を可処分所得
として考え、全体に現行の8%が
加算されたと考えた場合の税率
である。
例)消費税+所得税が30%なら、残
りの70%の収入を消費したとして
8%の税率が掛かるとしての計算
30+(8×0.7)=35.6%
30%に残りの所得部分、70%部
分に8%の消費税が掛かるという
計算(まあこれも大雑把な計算。)
上記の表を単純にみると、確かに低
所得者に負担が増大している様に見
える~が、実際は、控除額や所得税
+住民税の残りを全額「消費」するこ
とは、まず無いことから、実質、どの
所得層も「減税」となっている状況な
のだ。(今時点で山本太郎氏の主張
しているの趣旨の「減税し、消費を活
発にし、景気を向上」~の政策を実施
している状態なのである)
つまり山本太郎氏をはじめてとして
多くの野党議員が勘違いの主張を
している
「国は、所得税と法人税を下げて、
足りなくなった財源を補填するた
めに消費税を上げました。」は
間違いなのだ。
まあ、ぶっちゃけ今回の10%も
軽減税率があることからあまり
影響は少ないであろう。
では、なぜ上記の様な誤解をして
いるのか?また、消費税導入の
本当の意味を特に山本太郎氏
などは知っているはずなのに、
それなのに、この様な違う主張
をするのか?
また同時に、山本太郎氏が主張
している「消費税を廃止し、元に
戻せば、消費が活発になり、景気
も向上する」も間違いなのだ。
(消費税を廃止し、所得税・住民税
を戻せば、大半の所得層が「増税」
となるので、逆に、消費が控えられ
、景気も縮小する)
次回、消費税導入の意義・意味を
記載する。
=================