前回の記事で立憲民主党の議員を批判しましたが、では彼女が拠り所にしている米国の「Black Lives Matter」デモ、実態はどのような事になっているのでしょう?
「HEAVENESE」の6月14日の動画配信から、FOXニュースの政治番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」の紹介です。
左側の男性が司会者タッカー・カールソン氏。彼の前フリ発言から始まります。
画像を小さく貼り付けたので、発言テロップが見づらいですね。下に記入します。
「これはミネアポリス市議会の会長(議長?)のリサ・ベンダーです」「ベンダー会長は、安全な暮らしへの欲求・・・」
「例えば、犯罪者が家に侵入して欲しくないという気持ちがあるのは」「人種差別の兆候があなたにあると説明している」
で、CNNでのリサ・ベンダー氏へのインタビューを紹介しています。
まず左側の女性、アリシン・カメロタ氏(CNNキャスター)の質問から。
「警察を『解体する』または『なし』という言葉は」「人々を不安にさせているのを理解していますか?」
「例えば、真夜中に不法侵入されたら」「どこに連絡すればいいのでしょうか?」
その問いに対し、右側のベンダー氏は答えます。
「その不安は、私たちに特権があるから感じるのです」「私たちには警察が機能しているから」
ベンダー氏は続けて、こう発言しています。
「警察に通報する事で、より多くの被害がもたらされるかもしれない現実で私達が生きているという事を想像して下さい」
米国のアナーキストたちが言うのならばともかく、責任ある公職者がこのように明言する事態。警察組織の機構改革どころの話ではありません。
完全に黒人人種差別反対デモの趣旨が、あり得ない方向へと向かっています。
米国はどこに行ってしまうのでしょう・・・
続けてHEAVENESEのマレ氏は、米国における健康問題の専門家会議の声明(1000人以上が署名)をFOXニュースから紹介しています。
つまり、「ロックダウンを解除し、経済活動を行うべき」というデモは、感染が拡大するからという理由で特に強く否定されるものの、今回の「Black Lives Matter」デモは推奨されるという、明らかにおかしなダブルスタンダードが米国ではまかり通っている、というのです。
ロックダウンを続ければ経済がさらに悪化し、現職大統領が不利になります。かつ、Black Lives Matter デモの拡大は、これまたイメージ的にトランプ大統領にマイナスとなって働きます。
全ては反トランプ勢力の政治的シナリオなのがよく分かりますね。
ここでは詳細は触れませんが、動画の後半は日本と黒人との初邂逅のお話。
安土桃山時代、織田信長が外国人宣教師の連れていた黒人奴隷を買い取って武士の身分を与え、家臣としたストーリーです。梅之助も信長に黒人家来がいた事は聞いていましたが、漠然としか知らなかったので勉強になりました。
マレ氏のメッセージには、ホント毎回感動させられます(1:34:40頃~1:55:10頃)。
黒人差別を無くしたい、と願うのは常識人ならば誰もが思う事。ただし日本人には日本人でしか行えない主張の仕方がある。
改めてそう思わされました。
因みに、このブラック侍(信長から弥助という名を与えられた)の映画製作がハリウッドで持ち上がっているそうです。ウィルス禍で中断している事も想像されますが、実現すればとても素晴らしい事です。
でも反日チャイナマネーにまみれたハリウッドだからなぁ。どんな作品になる事やら。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-50315332
米国の話に戻ります。
もう一つこんなニュースが。
【悲報】カルフォルニア大教授が人種差別発言「私は肌の色で試験を免除する特別措置はとらない」 https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1592099452/(引用元)
米ロサンゼルス校でとある学生が「黒人は差別され不安を覚に苦しんでいるから試験を免除して単位をくれ」とクライン教授にメールで嘆願
↓
教授「キング牧師の『人は肌の色で評価されるべきではない』という言葉を思い出して下さい。それにオンライン授業をしていた為、我々には人種の正確な把握ができない、試験の免除はできない。」とメールを返答
↓
翌日そのメールのやり取りを生徒がSNS上に流出させる
↓
教授が「非常に非難的で悲惨な人種差別的発言」をした為解雇を求める、という請願書が署名活動サイトに出され、トレンドに数万件の署名が集まる
↓
クライン教授はいかなる差別も不快感を与える意図はないと訴えるも、大学が教授の三週間の講義停止を決定
https://www.washingtonpost.com/health/ucla-professor-no-racism-in-refusing-to-cancel-final/2020/06/10/f5e6410e-ab82-11ea-a43b-be9f6494a87d_story.html (ソース元:ワシントンポスト紙)
事実ならば、クライン教授は「法の下の平等」を履行しようとした、最も差別主義から遠い存在です。社会的に正しい者が、悪辣なレッテルを貼られて弾圧されていく。
本当に米国よ、どこへ行くのですか・・・
そして。
これが極左・共産主義者らの恐ろしい手法なのです。
スターリン・ソ連や毛沢東・中共のように分かりやすい政治体制としては、現在の共産主義は現れて来ません。
きっかけは「ちょっと、おかしい」と皆が思いつつも、誰もが反対できないような「表向きの名分」でカモフラージュして、一般人に同調圧力をかけて来ます。
「日本特有の」平和主義者らも、殆どが同じ系譜上の亜流ですよ。
コリント人への第二の手紙・第11章14節より。
「しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に偽装するのだから。」
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