5月26~27日の「増毛・春の味まつり」の期間中、現存する道内最大かつ最古の木造校舎である旧増毛小学校の内部が特別公開されているというので、26日お祭り見物を切り上げた後に行ってみました。

1936(昭和11)年竣工の旧増毛小学校(増毛郡増毛町見晴町120)は2012年まで現役校舎として使用され、その歴史的価値から北海道遺産にも選定されています。

 

 

旧体育館です。その左横に広がっているグラウンドでは野球の試合が行われており、小学生たちが青空の下で白球を追っていました。

 

 

 

校舎の正面側です。大きくて風格がありますねぇ。

増毛小学校の創立は1878(明治11)年で、これは留萌管内では一番最初に出来た学校だそうです。

 

 

5年前にも見に来た事がありますが、その時は内部見学は出来ませんでした。

では中に入ってみます。

 

 

味わいのある階段と廊下です。

 

 

 

(左)は「歴史の部屋」といって、特に古い学用調度品で揃えられていました。

きれいに保存されていて、今でも児童たちの声が響いてきそう。

1958年には児童数が1114名を数えました。

 

 

まるで100m競争が出来そうな長い廊下です。

今でもこの旧校舎を利用して、「ぞうきんがけ選手権大会」や「きもだめし大会」が開催されているそうですよ。

 

 

旧体育館の中です。

トラス工法の天井骨組みにはちょっと感動。

 

これだけの規模だと維持管理や、特に改修費用などは多額な金額がかかりそうですね。

この旧小学校に限りませんが、地方の公的文化遺産を維持・保存していくためにも、多くの方々のふるさと納税が望まれます。

 

続いて、旧増毛小学校からさほど離れていない「増毛灯台」(増毛郡増毛町弁天町5丁目96)へ。この増毛灯台も当日26日のみですが一般公開されていました。

 

 

海上保安庁の所管なので、敷地内には同庁のPRコーナーも設けられていました。

 

 

 

中に入って階段を上っていきます。だんだん階段も急なものに変化していきます。

 

 

最後はこんな出口から灯台上部屋外へ。

 

 

増毛灯台は1890(明治23)年に点灯を開始した、北海道では13番目に古い灯台との事。

 

 

白と赤の光を交互に発光させており、その光は34km先まで届くそうです。

 

 

 

灯台上部屋外からの増毛の街々。

下の画像が増毛港及び留萌方面になります。先ほど訪れた遠藤水産の工場が見えますな。

あ~、いい景色。

 

この日は一日、穏やかな晴天に恵まれ、気分のいいドライブ日和となりました。

来年は来れそうもないので良かった良かった。

 

 

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