11月末、静岡県の清水港に行く用事があり、ついでに静岡鉄道を撮影してきました。
静岡鉄道は、長らく1000形の1形式だけで運行されてきましたが、2016年春からA3000形が導入されており、8年かけて1000形との置き換えを行う計画となっており、現在は概ね半分がA3000形に置き換わっています。そんな過渡期にある静岡鉄道を沿線三か所で撮影しました。
まずは車庫のある長沼駅で下車して、車庫に留置中の車両を撮影します。この日は快晴に恵まれ、バックには富士山も良くみえました。
A3000形と1000形が仲良く並んでいる姿が見られるのも、あと5年ほどの予定です。A3000形の車体色は、ラッピング車両用の無塗装のものと、静岡県にちなんだカラーリング(7種類)の車両になる予定で、写真に写っている2本のA3000形のうち、赤色はイチゴ、黄色はミカンをイメージしているそうです。
1000形には1編成だけ「ちびまる子ちゃん」ラッピング車両があります。車内放送の声が、ちびまる子ちゃんの声優さんとなっているそうで、ぜひ乗車したかったのですが、残念ながら訪問した日は運用から外れていました。
この日は富士山が良く見えたので、御門台駅近くにある富士山拝啓の撮影ポイントに移動します。中学生くらいの少年も撮影していましたが、彼のいる場所が私の撮影の邪魔にならないか、私に確認するなど、とても礼儀正しい子で感心しました。一部のマナー知らずの撮り鉄モドキ(撮り鉄の風上にも置けない輩)の大人たちに爪の垢を煎じて飲ませたいものです。
最後は終点の新清水駅手前にある巴川橋梁で撮影した写真です。最初の一枚は、創立100周年記念ラッピングのA3000形です。2枚目と3枚目は1000形ですが、橋梁上の真横からの姿を見ると、本当に東急7200形に良くにています。3枚目の「午後の紅茶」ラッピングなんか、下半分が紺色なので、上田交通の7200形を彷彿とさせます。
巴川橋梁での撮影は、7分間隔という高頻度運転の静岡鉄道に加え、後ろにはJR東海道線の橋梁もあり東海道線の列車も眺めることができるので、退屈せずに時間をつぶすことができる場所でした。