若林鎮守三社例大祭 | gayasan8560のブログ

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趣味の鉄道、街歩きネタを中心としたブログです。鉄道については、主に歴史的視点からの記事が多いです。

一般的には三社祭りといえば浅草のお祭りを連想しますが、世田谷のごく一部の地域では若林稲荷神社の例大祭のことを指します・・かどうかわかりませんが、とにかく「若林三社」と書かれた提灯を付けた御神輿が町内を練り歩きます。

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三社とあるように、かつては若林の三鎮守といわれた「福寿稲荷神社」、「北野天満宮」、「天祖神社」の三社が年ごとに持ち回りで行われていた祭りでした。現在は、福寿稲荷神社に天祖神社が合祀された若林稲荷神社で毎年行われています。

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明治の頃は「境内立木三十一本、内目通一尺以上五尺未満二十一本、目通五尺以上一丈未満十本」と記録されていたように、大木で鬱蒼とした境内だったようですが、戦争中の空襲で本殿ともども焼失してしまい、現在はあまり大きな木もなくこじんまりとした境内になっています。

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境内が狭いので露店は神社の前の道路上に出店します。道路といっても住宅街の中の狭い生活道路なので、片側にだけ露店が並びます。この辺の雰囲気はお隣の太子堂八幡の祭りに似ていますが、それと比べると規模はかなり小さいものです。

同じ三社祭りでも、○ボー関係の方々が活躍する浅草とは正反対の、昔ながらの村の鎮守の秋祭りの面影を残す、住民参加の親しみあるお祭りでした。