仕草と思草 | ~One For The Road~

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今日の最後の一時が、明日への新しい道につながるよう・・・。

ホンマでっかTVネタを一つ。

というか、今日見てたらそんな話があってついつい感心してしまったもんで。

・・・本当なんでも色々と知ってるよなあ(笑)


しぐさというと、普通は「仕草」の事を思いつく。

身振り手振り、何気ないちょっとした動作の事なんだが、これが昔はちょっと

違ったものがあったらしい。

「思草」と表記するこれは「商人しぐさ、繁盛しぐさ」とも言われ、所謂気を使っ

た所作の事となる。

「思い」と「行動」は繋がっている、という意味らしい。


以下は一例。

誰しも知らずにやったりしている事じゃないかな。


「傘かしげ」:雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと

「肩引き」:道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと

「時泥棒」:断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで相手の
       時間を奪うのは重い罪(十両の罪)にあたる
「うかつあやまり」:たとえば相手に自分の足が踏まれたときに、「すみません
       こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく
       保つこと。
「七三の道」:道の真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして、
         残りの7割は緊急時などに備え他の人のためにあけておくこと
「こぶし腰浮かせ」:乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を
            浮かせて席を作ること 
「逆らいしぐさ」:「しかし」「でも」と文句を並べ立てて逆らうことをしない。
          年長者からの配慮ある言葉に従うことが、人間の成長にも
          つながる。また、年長者への啓発的側面も感じられる。

(Wikiより)


なるほどねえ。

なんだかギクシャクする事が多くなってきているような気がする世の中。

なんでもかんでもハッキリと線引きするばかりでは、自分も相手もなんだか

嫌な気分になりがち。

ちょっとばかし周りに気を使ってみるのもまた良いのかもね。

・・・まあその余裕が無くなってきているのが一番の原因かもしれんが。



しっかし、本当昔の人の知恵って感心するものが多いねえ。

色々なところでふと表れては道を、知恵を差しだしてくれるもんだ。