肥満症薬と肥満予防薬 その効果と違いは?
肥満症治療薬ウゴービ(セマグルチド)
- 処方箋(医師による治療)
- メーカー:ノボノルディスク
- 対象:肥満症
- 用法:皮下注射
- 副作用:低血糖 急性膵炎
- 発売日:2月22日
肥満予防薬アライ(オルリスタット)
- 市販薬(薬局での対面販売)
- メーカー:大正製薬
- 対象:肥満
- 用法:カプセル
- 副作用:下痢や油漏れ
- 発売日:4月8日
池田俊也
国際医療福祉大学
ダイエットのために簡単に手に入るのか?
- ”アライ”は3か月以上の生活での取り組みが必要で薬剤師が確認する
- ⇒ 手に入れることはそんなにたやすくない
- ”ウゴービ”は専門医でなければ処方できない
高田倫志
日本経済新聞 先端エディター
- 同じように”肥満”という名前がついているが全く違う仕組みでできている
- ウゴービはホルモンに作用して血糖値を下げる
- アライは吸収される脂肪を抑える
今まではこのような薬はなかったのか?
- 日本では現時点では処方されていない
肥満と肥満症の違い
BMI=体重(キログラム)÷{身長(メートル)の2乗}
高度肥満
⇒ 肥満4度 40~
⇒ 肥満3度 35~40未満
肥満
⇒ 肥満2度 35~35未満
- 肥満1度 25~30未満
普通体重
⇒ 18.5~25未満
低体重
⇒ 18.5未満
池田俊也
- 肥満というだけではウゴービは使えない
- 合併症などリスクが確認されて処方できる
- 国が患者の医師の基準を決めている
アライは肥満症になる前の段階というこ
高田倫志
- アライを薬局に行ってすぐに売ってくれることはない
肥満症薬11兆円市場 経済的にプラスかマイナスか?
肥満治療薬”ウゴービ” ピーク時 2028年の予想
- 投与患者数 年間10万人
- 1人あたり 最大60万円
- 販売金額 328億円
高田倫志
- 肥満症というと予備軍がたくさんいると思いがちだ
- この薬の対象は他の病気と合併症を持っていることが必要
- それほど多くない
GLP-1 受容体作動薬
⇒ 体内の血糖値を下げるホルモンGLP-1に関するたんぱく質に働きかける薬
⇒ 食欲が減退 食べてもすぐに満腹感
- 対象が広く収益化が広がるだろう
- 医師としては処方してもらい薬になるだろう
池田俊也
肥満割合と経済損失
- 2035年には肥満割合が51%になる
- その時の経済損失は648兆円となる
- ⇒ 治療費 早期死亡 生産性損失
- 肥満になりやすい環境となっている
年間60万
⇒ アメリカのアイサーでは現状価格の3割が妥当と判断
⇒ 日本でも数か月後に発表される
高田倫志
- アメリカでは肥満症といわれる割合が非常に多い
- ⇒ 4割といわれている
- 保険会社の保証が膨らんでいる
- 経済成長に伴って肥満症が急増している
日経平均最高値更新 背景は?
投資にどう生かす? ”需給”
仙石誠
東海東京調査センター
市場参加者は様々
- 配分調整
- 個人投資家
- 海外投資家
- 自社株買い
2009年3月以降・累積 投資部門別売買動向
- 自社株買い 6兆円超 ⇒ ROE改善(株主還元、現金活用)
- 日銀 ETF買い 3兆円強 ⇒ 海外売りに対して買い手になった
- 海外投資家買い 1兆円弱 ⇒ 2015年以降売り23年以降買い
- 信託銀行若干売り
- 投資信託 1兆円弱売り
- 銀行・生損保 1兆円強売り
- 政策保有株の売却 4兆円
- 個人投資家 4兆円強売り
① 自社株買い
⇒ 今後も増える(今年度10兆円)
⇒ 5月発表が一番多い(25%)⇒11月(18%)⇒2月(11%)
自社株買いが多かった企業
(過去5年 時価総額2.5兆円以上)
- 5回 MS&AD インシュアランス グループ SOMPO クボタ
- 4回 トヨタ ソニー KDDI 東京海上 三井不動
- 3回 三菱商事 キャノン 富士通 オリックス 第一生命 野村
誤字すみません!