揺らぐ日本の品質
2016年
⇒ 三菱自動車
⇒ 神鋼鋼線ステンレス
2017年
⇒ タカタ
⇒ 神戸製鋼所
近岡雄スバル
2018年
⇒ 丸善石油化化学
⇒ 三菱マテリアル
⇒ 日産自動車
⇒ スズキ ヤマハ マツダ
⇒ スバル
⇒ 日立化成
⇒ジャムコ
⇒ 菱三工業
2020年
⇒ 三菱電機
⇒ 日立金属い
2021年
⇒ 京セラ
⇒ 曙ブレーキ
⇒ 日医工
⇒ 三菱電機
⇒ トヨタ自動車
2022年
⇒ 日野自動車
2023年
⇒ 豊田自動織機
⇒ ダイハツ工業
近岡祐
日経 クロテック
- ダイハツが特別という事はない
- 2016年三菱自動車の燃費不正から続いている
- 経団連や各企業の調査を行ってきたが一向になくならない
当初はデータ偽造が多かった
⇒ 性能不正が徐々に出てきている
- 不正を行った企業は試験担当者が不正を行ったとしている
- ⇔ 性能には落ち度jはない問題はないという報告が多かった
☆ 不正を行った動機を調べる ⇒ なぜ検査部門が不正を行うのか?
⇒ ”性能が悪かったので検査をごまかした”という事を私は疑っている
- 三菱電機の業務用エアコン
- ⇒ 不正の数が多い
日本の品質管理能力が徐々に低下している
⇒ デンソーの燃料ポンプの問題 4年前から起きている
楠木建
一橋ビジネススクール
- 問題を起こした会社の中でも競争力のある会社がある
- 品質は競争力を構成する一つだ
- 今回の問題は内部通報から出てきている
- もしかしたら昭和時代にも知らなかっただけで多数あったかもしれない
原因
⇒ 労働市場の流動性が低い事と考える
- 経営者は長期の大きな利益を狙うべきだ
植田日銀総裁
- 来年の労使交渉ではっきりとした賃上げが続くかがポイント
- 経団連の加盟企業に対し持続的な賃上げを呼びかけた
- 物価安定目標の実現する確度が十分に高まれば金融性格の変更を検討す
金融市場
⇒ 日銀が2024年前半にマイナス金利を解除するとの見方が強まる
黒瀬浩一
りそなアセットマネジメント
日銀報道
報道だけ見ていると、うまくいっているように見える
⇔ マイナス金利解除には全く不十分である
- 実質賃金は大幅なマイナスだ
- 夏場以降、株価にピーク感が出ている
- この背景には景気にもピーク感が出ている
景気ピーク感の原因は賃上げが不十分
⇒ 人々の所得が足りない
来年はどうか?
- 来年はある程度期待はできる
- 今年度 物価上昇率3.0% 所得増加率2.4%
- 来年度 物価上昇率2.5% 所得増加率3.8%
☆ 十分な賃上げと対内直接投資が必要
対内直接投資:外国投資家が国内企業に出資したり国内に工場を作ったりすること
- この10年間輸出は増えていない
- 目先は自動車不正で減速するだろう
- 堅調なのは建設受注 ⇒ 今世紀過去最高レベル(海外からの直接投資)
- 通常は売り上げが増えると利益が増える
- ⇔ 建設業界での不正の構造がある
- 建設受注が過去最高なのに株価は見劣りする ⇒ 減益 赤字の会社もある
- 鉄鋼は建設で主要な建材だ ⇒ しっかりとしたコスト管理をやっている
- それを買う建設はコスト管理が十分にできていない
- 人手不足で建設には不祥事が起きている
自動車も停滞 ⇒ 不正に不安
誤字すみません!