米銀行 経営破綻
- 預金は全額保証
SVB預金者(開店前から並んで)
- 預金引き出しは思ったより簡単だったけど25年間も利用していたから残念だ
- シリコンバレーバンクは銀行と人々を傷つけることをした
- ある種の犯罪だと思う、罰せられるべきだ
シグネチャーバンク
- 13日 預金引き出しの客集まる
保護される預金の上限
- 口座当たり25万ドル(3400万)
- 今回2つの銀行は全額保護
バイデン大統領
- 米議会などに銀行への規制強化を要請すると表明
- 預金を保護する姿勢強調
- 破綻した銀行の経営陣は解雇されるべき
政府関係者
- 混乱が多くの金融機関に連鎖するのではとの懸念が広がる
⇒銀行株暴落 債券急騰 利回り低下
- リーマンショックを上回る
- 金上昇
- ビットコイン上昇
堀古英司
SVB特有の問題
- ブリッジファイナンス(つなぎ融資)に注力
- 短期融資を大きく移動させる顧客が多い
- 資産や負債のリスク管理ミス
SVB特有ではい問題
- 規制対象に入らない
- 保険対象にならない預金の顧客が多い
- 25万ドル以上の顧客が多い
米政府とFRBの対応
- 破綻した2行では預金を全額保護
- 破綻処理の伴う損失は納税者の負担にならず
- 金融機関を対象に苔国債やMBCを担保として最長1年雄油脂へ
⇒バイデン大統領
米国の銀行システムは安全
このような破綻が再び起こらないよう議会や規制当局は銀行へ規制強化を求める
☆ 当面の流動性については対応した
- 引き続き25万ドル以上保全されない部分は預金者は不安だ
- 預金が引き出される問題は続く
- 2008年の問題との違い
2008年の問題との違い
- 当時は債権が痛んでしまって額面で償還される可能性がほぼなくなっていた
- 今回はその問題ではない
- 一時的に債券の価値が下がっているが、満期まで待てば償還される
政策金利の到達点は4.8%まで低下
ゴールドマンサックス
- 3月FOMC 利上げを見送る見通し
☆ デフレショックだ
- 金利を上げなくても金融環境が引き締まった形になっている
- 利上げが必要なくなる可能性は出てきている
- 先週のパウエル議長議会証言ではアメリカの金融システムは健全と発言した
- 明らかに想定外だ
- この事態を金融政策に反映させるのは当然のことだ
ライト・サイド・キャピタル
デーブ・ランバート
- 取り付け騒ぎが木曜日に起きたことは実は不幸中の幸いだった
- 多くの銀行で大量の預金が引き出され大行列が起きていただろう
- これが月曜日か火曜日に起きていたら実際よりもう1~2日市場も銀行も営業していただろう
資金が集まったのが日本の国債
- 株式より変動が少なく安全で資金が流入
- 日本の長期金利は0.295%と3か月ぶりの水準に低下した
- 1ドル132円台 1か月ぶりの円高ドル安
- 投資家がリスクを回避する動きを強めている
松野官房長官
- 現時点で今回の破綻が日本の金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は高くない
- 国内外の経済金融市場の動向や日本の金融機関の与える影響などについて中止する
唐鎌大輔
みずほ銀行
銀行の経営破綻
- 影響が皆無にはならない
- 今回銀行監督責任が問われている
- これを金融政策の変更で補うことで出るかどうか
- 利上げ見送りになるかどうか
- 本来はやらないほうが良い
- 直前までインフレが心配になっていた
- 急にその状況が変わることではない
- 0.5%はなくなったが0.25%の利上げは見みておいたほうが良い
来年1-3月利下げが年内になることはあり得る
日本経常黒字と円相場の関係
今回の1月経常収支から何がわかるか?
1月は例年悪化しやすい
- 1年前の3月に史上2番目だった
- そこから150円まで円安になった
- それだけではないが、関係はあっただろう
- 日本の経済構造の変化があったとみる
国際収支の発展段階説
- 経常収支 黒字⇒赤字
- 財・サービス収支 赤字⇒赤字
- 第一時所得収支 大幅黒字⇒黒字
- 対外純資産 大幅黒字⇒黒字
- 金融収支 赤字⇒黒字
成熟した債権国から債券取り崩し国へ近づいている
- 外貨流出が当たり前の姿になる
- ⇒円安は必然
- 昨年の国際収支を振り返ると3つの問題点がある
2022年の国債収支
三つの問題点
- 貿易赤字の水準⇒切り上がった
- 第一次所得収支の黒字⇒円安の歯止めにならない
- その他のサービス収支の赤字⇒拡大基調
大川智宏
オスカーグループ
- アメリカ株が乱高下した
- 日本もあれそうだ
- 特にシリコンバレーバンク破綻とその連鎖懸念
- リスク回避の円買い
- アメリカの利上げ停止観測
- 急速な円高進行
- 日本株全体にとってはネガティブ
- 下では個人の支えもありそうだ
- しかし アメリカのCPI発表前に買いは限定的だ
株価が倍以上に?
日本”バガー銘柄の”条件
コロナ過以降、再び増えだしている
- プライム 1.36%
- スタンダード 2.55%
- グロース 4.84%
⇒バガー銘柄は小型銘柄に偏っている
株価が上昇する前の時価総額は平均で71億円だった
中央値で120億円だ
- かなり大型銘柄に限られる
業種では?
- 情報・通信業 19%
- サービス業 17%
- 小売業 10%
- 卸売業 8%
- その他 6%
☆ 内需のど真ん中の銘柄が多く含まれる
銘柄を探すときの注意点は?
- 小型の成長株に共通の注意点
- 将来株価が倍以上になるというのは赤字とか無配銘柄が多い
- 1年間で見ると赤字銘柄で3割だった
- 無配は5割だった
- 当然リスクが大きい
- 安全策を取るなら黒字転換(24%)してから買うのが良い
米2月 消費者物価指数
- ISM製造業景気指数、仕入れ価格は節目の50を上回っている
- 非製造業も65と高水準だ
- インフレ圧力が続くという見方だった
- その後の雇用統計で状況が変わった
- 平均時給の伸びが市場予想を下回って失業率が上昇した
- インフレにピークアウト感が出てきた
- 錯綜している状態だ
来週のFOMCの見方が揺れている
ゴールドマン・サックスは利上げ無しとしている
唐鎌さんは利上げ無しはやりすぎといっている
- ほんと難しい
- 先週の半ば時点ではパウエル議長の利上げ再拡大発言アリ
- 雇用統計、シリコンバレーバンクで状況は混とんとしている
- 最低限現状維持か0.25%とみている
亀岡裕次
大和アセットマネジメント
きょうの予想レンジ
132.00円~134.50円
ドル高・円安に変調に兆し
- 円よりドルは上昇
- 金より原油価格が上昇
- ドル円相場と原油と金の価格の比率には関連性がある
- 今年原油と金と価格は低迷を続けている
- これは米金利上昇に一方でリスクオフが強まってきたからだ
- 円高によりドル円が下落する可能性を暗示している
アメリカ経済の強さでドル高円安にならないのか?
- それは逆になると考える
- エコノミックサプライス指数
- 2月は米経済指標が米経済を上回り米金利上昇とドル高円安を招くケースが広まった
- 1月にかけてのドル安がやや遅れて米国のモノ、サービスへの需要を高めた
- 2月以降はドル高に転じたので今後は米経済指標が市場予想を下回り逆に米金利低下とドル安円高を招くケースが広がりそうだ
☆ 米国では金利上昇を受け、住宅ローンシンテイが減少している
- 需要減減退と景気悪化を示唆している
- 今後、米経済が予想外に悪化すればリスクオフや金利低下を招きやすくなる
- ドル円は再び130円を割れて円高ドル安傾向になる可能性がある
きょうの予定
- 英 2月失業率
- 米 2月中小企業楽観指数
- 米 2月消費者物価指数
- 米 FRB理事”銀行システム”について講演