今朝は酷暑も一息、わりと涼しい朝を迎えています。
今日はクロコダイル革のカラーにまつわるお話し
ある通販、最近私たちの業界でも利用するケースが増えている
企画や商品を応援する形で商品を販売する
クラウドファンディング的な
ここまで言えばわかってしまいますね
そこで私たちと同じ人気カラー
「ミッドナイトブルー」の製品が
順調に売上を伸ばしている模様
同じ業界人として喜ばしいことですが、
正直、せめてカラーのネーミングくらいは
変えて欲しかった。
漏れ伝わってきた話しでは、
「だって◯◯も使っているでしょ」と
調べてみると確かに別のブランドでも
「ミットナイトブルー」という名前が
そもそも狭い業界、商標登録しているわけでもないし
同業他社さんが真似ていることは
ある意味光栄なことと割り切っていますが、
今回の「ミットナイトブルー」を含め
私たちの特別カラーは開発に時間や知恵と工夫を重ね
ネーミングもそれなりに思い入れがありますので、
どこか釈然としてところが残ります。
「売れたもん勝ち」という発想でなんでもありなわけです。
せめて名前くらいは自分で考えて欲しいものです。
但しどんなに写真が同じように見えても
ネーミングを真似ても、
到底真似することができない私たちならではの拘りについて
お話ししたいと思います。
上述した同業他社さんたちの場合は、
カラーづくりすべての工程を染色工場に丸投げ、
丸投げとは言葉が悪いですが、
つまりそこにあまり拘りがなく
見本どおりに仕上げてくれと依頼する
元々私たちも工場に丸投げしていたのですが、
工場もどのような仕上がりがベストかわからないし
それ専門にやっているわけではないので、
これでいいのかわからない半信半疑な作業で
どうしても中途半端な仕上がりになってしまう。
そこで私たちはすべて染色工場に任せるのではなく
カラーの決め手となる重要な工程はスタッフが
1枚1枚手作業で処理するようにしているのです。
そもそもこれらのカラーの魅力はトーンのある濃淡
それを自分たちで調整できることで、
自分たちが望むような、或いはお客様のお好みを
100％とまではいきませんが、
かなりの部分で取り入れることができるわけです。
詳しくはスタッフブログをご覧ください。
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このような手間暇かけた作業によって
ネットの写真だけ見れば同じ色に見えたり
いくら同じ名前を使用しても
絶妙な濃淡が作り出すカラー表現は歴然とした違いがあります。
今回のことで改めて実際の革やカラーをご自分自身で
確かめられることの大切さを実感しました。
工場の仕上げ担当スタッフさんから以前
「ガウディさんと同じカラーで注文ありましたが、
本当にいいんですか？」と連絡があったそうです。
心ある人がいてくれて嬉しかったです。
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