知り合いの楽器屋さんの方が教えてくれた話。
生ギターっていうものは、本当に生き物みたいなもので
同じ木からとった材料でも組み方によって音が違う。
同じ工房の同じ型式のギターを弾き比べたことが何度かあるが、
それは当たっているようだ。
でも、マーチンギターはそれほどの違いはない。
さすがに優等生の高偏差値ギターだ。
何十年も弾き込んでやると、
違いが出て来るのかもしれない。
それに比べ、ギブソンというギターは
新品の時からすでに“個性的”である。
古くなったギターでは、ネックの反りは結構多いが、
ギブソンはネックが“ねじれる”ことも結構ある。
私は見たことがない。
木材の質が悪いのか?
ここ何年も、ヴィンテージギターが流行っている。
ヴィンテージと言えば聞こえがいいが、
要は根性の入った、中古ギターである。
ギブソンのオールドなギターが欲しくて、
何本も弾き比べてみたが、
※元は“チェリーサンバースト”という色。経年で退色する。
オォーッと唸るようなギターにはあまり出会えなかった。
出会っても、価格が“オォー!”だ😢
冒頭の氏、曰く。
こんなに鳴る、鳴らないのはっきりしたギターも珍しい。
・なんで?
…うん、それは鳴らないのは“週末”に作ったからでしょ(大笑)
そんなことを言うである。
・成る程!南部だもんね。
うんうん。仕方ないか。
じゃ、“金曜日のギブソンはダメ”なんだな。
念のために書き添えるが、
ギブソンは、確か製造年月までしかわからなかったはず。
よって、“金曜日のギブソン”は
シリアルからは見分けられないので、念の為。