GⅠNHKマイルC中間展望! | 早乙女龍馬の競馬日記

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早乙女龍馬が主に競馬重賞レース予想を書留めています。

5月1日、新元号「令和」スタートです。

週末のNHKマイルCが令和初のGⅠレースですね。

 

 

さて、今年のNHKマイルC。

登録馬を見ると、今回も1番人気に支持されそうなのが、桜花賞馬グランアレグリア。

近年クラシックの王道路線であるGⅠ皐月賞組の参戦が少なくなり、一昨年も桜花賞組が支持されたように、他路線組からの参戦組が太宗を占めるようになりつつあります。

 

 

まずは、過去10年の勝ち馬を眺めてみると・・・・。


★前走桜花賞なら馬券圏内でマイル重賞連対実績馬。

 

★前走皐月賞なら1桁着順でGⅠか重賞連対馬。

 

★前走NZTなら馬券圏内、4着以下なら重賞実績馬。

 

★他路線重賞連対実績馬、過去にGⅡ~Ⅲで連対実績馬。

 


上記のキーワードでスクリーニングしてみると・・・。

浮かび上がってくるのは・・・。

・グランアレグリア(GⅠ桜花賞1着、GⅠ朝日杯FS3着)

・アドマイヤマーズ(GⅠ皐月賞4着、GⅠ朝日杯FS1着)
・ワイドファラオGⅡ(NZT1着)
・ヴィッテルスバッハ(GⅡNZT3着)
・ケイデンスコール(GⅢ毎日杯4着、GⅢ新潟2歳S1着)
・マイネルフラップ(GⅢ毎日杯5着、GⅢシンザン記念2着)

・ダノンチェイサー(GⅢきさらぎ賞1着)
・イベリスGⅢ(アーリントンC1着)
・ヴァルディゼール(GⅢアーリントンC8着、GⅢシンザン記念1着)
・カテドラル(GⅢアーリントンカップ2着)
・ハッピーアワー(GⅢファルコンS1着)



まだまったく纏まっていませんが、実績ならGⅠ馬2頭だが、それでも抜けた存在とまでは言い難く、混戦模様であります。




有力馬
桜花賞組・・・1着グランアレグリア、6着プールヴィル。

 

◎グランアレグリアの前走は、レースではほとんど馬なりのまま先頭に躍り出て、後続を置き去りにして力の違いを見せつけた内容だった。
敢えてグランアレグリアの不安要素を上げれば、2歳戦のGⅠ朝日杯FSで、断然人気に支持されたが3着敗戦。
その3着は、スローペースの展開で番手を追走してのものだが、馬体を合わせての競り合いでは後退したように見えた。
今回も牡馬相手の一戦、人気ほどの信頼出来ない可能性もある。

 

 

 

皐月賞組・・・4着アドマイヤマーズ、13着ファンタジスト。

 

◎アドマイヤマーズの前走は、上位3頭にこそ力負けの感があるが、その上位組の出走はない。

このアドマイヤマーズ、GⅠ朝日杯FSでは、後の桜花賞馬グランアレグリアを寄せ付けずの完勝だった。
まともに走れば、グランアレグリアを逆転する力はあるはずだ。

 

 

〇ファンタジストの前走は、やはり距離が長すぎた感があり評価出来ない内容だった。
このファンタジスト、GⅠ朝日杯FSの4着馬。

イン有利と思われる馬場で外々を回らされたロスが響いたもので、着差ほど実力差があったとは思えない。
適距離に戻って、勝ち負けのレースになる可能性もある。

 

 

NZT組・・・1着ワイドファラオ、3着ヴィッテルスバッハ、8着アフランシール、9着ミッキーブラック。

△ワイドファラオの前走は、好枠と思える1枠からのスタートで、楽に先手を取る展開に恵まれた感がある。
同型も揃うレースになりそうで、好枠からの展開に恵まれての注釈が必要になりそうだ。

 

〇ヴィッテルスバッハの前走は、スローで前残りの展開となったが、大外から追い込んだが届かずの3着は脚を余した感がある。

内容的には負けてなお強しの内容で、NZT組では一番強い内容と評価して良いように思える。
今回は、メンバー強化となるが、差し届く展開なら勝ち負けの力はありそうだ。

 

 

 

その他の有力馬

アーリントンC組・・・1着イベリス、2着カテドラル、3着トオヤリトセイト、7着ロードグラディオ、8着ヴァルディゼール。

 

△イベリスの前走は、レースはスローペースで楽に逃げる展開に恵まれた感があり、今回も展開嵌ればの注釈がつきそうだ。

 

△カテドラルの前走は、最後の直線では前が開かずに追い出しが遅れたように見えたが、スムーズなら前を捕らえて差し切るレースになっていた可能性もあった。
今回は一気のメンバー強化の一戦で、どこまで通用するか。

 

▲トオヤリトセイトの前走は、終始外々を回らされたロスがあってのものと考えれば、上位2頭と実力差は感じない内容だった。
今回は、差しが届く馬場と展開になれば上位2頭よりはこの馬が通用するように思います。

 

 

ファルコンS組・・・1着ハッピーアワー、2着グルーヴィット。

△ハッピーアワーの前走は、不利と思えた外枠からのスタートだったが、道中上手く内に入って脚をため、直線では大外に持ち出して勝利を誘導した鞍上吉田隼人騎手の手綱さばきが光った。今回も吉田隼人騎手で同様の展開に持ち込むなら存在感を示せるか。

 

▲グルーヴィットの前走は、終始外々を回らされるロスがあったが、3着以下を離しており、強い内容の競馬だった。
今回はメンバー強化の一戦となるが、ロスのない競馬が出来るようなら注意は必要だ。

 

 

きさらぎ賞組・・・1着ダノンチェイサー。

△ダノンチェイサーの前走は、2馬身の着差で勝ったが、大逃げを打ったランスオブプラーナから離れた番手追走と、楽に追走する展開に恵まれた感がある。
今回も展開嵌ればの注釈がつきそうだ。

 

毎日杯組・・・5着マイネルフラップ。

 

〇マイネルフラップの前走は、レースは前残りの展開で、終始外々を回らされて脚を余した感がある。
この馬の評価は、イン有利と思える馬場ながら、後方から追い込んだシンザン記念の2着が強い内容で、勝ったヴァルディゼールより評価できる内容だった。
今回は、メンバー強化で一線級相手になるが、差しが届く展開に持ち込めば注意が必要だ。

 

 

 

今回のNHKマイルC。

グランアレグリアが牡馬相手にどのような競馬をするか。

牡馬相手に馬体を合わせるような競り合いに、今回は上手く対応出来るのか・・・。

前述どおり、朝日杯の前例が気になるところだが、あれからどこまで気性面でも成長しているか注目の一戦です。