最近のにゃんこ(そら)
暑いと体を伸ばして床にネル
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先日、行われたピンネシリ登山マラソンについて、地方紙『プレス空知(2022/7/6)』に掲載されていました。
以下、抜粋
道内外から176人が参加。3年ぶりの開催。
晴天に恵まれたものの気温が30度に達し、過酷な条件での競技となった。
42キロコースは出場者78人中、完走者が46人と、約4割の選手が途中棄権を余儀なくされた。
時間の経過とともに、悔しい気持ちが出てきたのは本当の話。
この悔しさが次に活かせるかもしれませんが、なんだかんだんでレース2連敗はかなり残念賞でしょう。
もし、来年出るとしたら、気温が高い場合(25℃以上)はザックを装備して、胸にボトルを1~2本入れ1Kごとに水分補給することにして、時間ギリギリの完走を目指します。
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さて、どこかで見たことがあるようなタイトルの件
わたしの話ではありませんが、知人ランナーの話をわたし目線で記したいと思います。わたし目線なので、ご本人の想いや実際の出来事とは異なるかもしれませんが、それはブログということでご容赦くださいまし。
以前もブログで登場している重戦車の方です。名前がないと不便なので、仮称として山中さんとしましょう。
重戦車山中さん
わたしがイメージする山中さんのランスタイルは、決して速くはなく、むしろ遅い方ですが、ゆっくりでも着実に刻み、自分の足でゴールするものです。
むかし、わたしが2回目のサロマに挑んだ時、その時も灼熱でしたが山中さんは水をかぶりながら完走されていました。練習内容をきいてみると、朝夕の2部練構成で、それぞれ10Kずつ毎日走るというもので、わたしの練習スタイルの基礎になっている方でもあります。
そんな山中さんですが70歳オーバーであり数年前から膝の調子が悪く、ほとんど走れなくなってしまいましたが、ウォーキングは続けているそうです。
今回のピンネシリ登山マラソン30Kの部にもエントリーしていましたが、ご本人は走れないと思うから欠席するつもりだと話されていました。
わたしは、「ゆっくりでもいいし、歩いてもいいから、いけるところまで行ってみたら?」と、かなり年下のくせに若干上目線(笑)のような感じで話したところ、出場することになりました。
レース中、山頂からおりて残り15Kを過ぎてから山中さんを見つけました。
ゆっくり走っているのか歩いているのかというスピード。重戦車山中を久しぶりに見ました。
一歩一歩刻んでゴールを目指していました。
少しだけエール交換をして山中さんを抜いていきましたが、頑張っている姿は励みになりましたね。
わたしは、先のブログのとおり、途中で動けなくなってしまい車で回収されたので、会場で横になっているときに制限時間終了のアナウンスが流れました。
それからの時間感覚が曖昧であるため実際の時間は不明ですが、私が復活して車に戻ろうと道路を横切ったときに、重戦車山中さんは、あと数百メートルのところでゴールを目指してゆっくり動いていました。
時間オーバーしても、気温が高い長時間、最後まで自分の足で動き、ゴールをされていましたね。
同じ地元チームメンバーの言葉で、「自分より速くゴールする人には憧れる、自分より遅くゴールする人には尊敬する」というものがあります。
速く走れる人への憧れ
長時間走っている人への尊敬
誰かが言っていましたが、「速い」と言われるより「強い」と言われる方が嬉しいとありました。
重戦車山中さんは、速くはないですが、とても強いランナーです。
おわり