敗れたり! | ★★★南洋見聞録★★★

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インドネシアの首都ジャカルタで、旧宗主国オランダやオランダ領東インドの銀貨を中心にコインを収集しています。コインの話を中心に、見聞したことを気ままに綴っていきたいと思います。

今回のオークションでひそかに狙っていたのが、LOT.641 オランダ領東インド金打ち2.5セント1945年です。

 

 

 

状態はPF67CAMEOと申し分なし。何と言っても「SEKI COLLECTION」からの出品です。オランダ領東インドやVOCの名品コインには必ずと言ってよいくらい頻繁に登場する「SEKI COLLECTION」です。この辺の事情には疎いのでどういう方か存じ上げていないのですが、名前からして「関さん」は日本人ですかね? ご存知の方がいっらしゃいましたら教えて下さい。

 

 

スタート価格は2800万ルピア。会場に到着した段階で確認したところ、メールビットが入っていましたが価格は依然として2800万ルピアのままです。これはチャンスかも・・・。フロアーで3000万ルピアで入札しようと決め、番号札を持ってその時を待ちます。

 

いよいよLOT.641 の入札が始まりました。早速札を上げ、3000万ルピアでトップに立ちますが、すかさず3200万のライブビットが入り逆転されました。さすがに3400万出す勇気も資金もなくそのまま撤退です。残念、敗れたり! 結局この大物コインは落札できませんでした。

 

9時半から始まったオークション。午前中のインドネシアコインやオランダ領東インドのコインの頃は、会場も熱気に包まれていて、ビットも頻繁に入っていましたが、午後のオランダコインの頃になると、フロアーもライブも午前ほどの活気が感じられませんでした。皆さん、午前の部で資金を使い果たしてしまったのでしょうか? それとも、オランダコインは人気がないのか?

おかげさまで、オランダコイン(いづれも安価なコインですが)を2枚、競ることなくスタート価格で落札することができました。

 

教訓:オークションは、開始早々のLOTよりも、終盤のLOTの方があまり競ることなく落札出来る!