アメリカは歴史の終着点 | ロバ耳ブログ 

ロバ耳ブログ 

王様の耳はロバの耳


 ちょっと煽てられると、直ぐに舞い上がる。天狗団扇で仰いだ、極楽トンボの様だと母から良く言われたものです。前のブログは、意気揚々と書いては見たものの、余り大した事は書いてませんでしたね。消そうとも思ったけど、せっかくだから、何かそこから参考になる事が有っても良いかと投稿しました。

偉そうな事を言えた義理ではありませんけど、皆さんの世界観を構築する一助になれたら良いなあと思っています。


 私は中国人や韓国人やユダヤ人を「敵だ」とは言っていますが、基本的に人間同士は仲間ですよ。話せば分かり合えると信じて疑いはありません。ただ、互いの認識のズレや立場の違いを理解し合うまでの、時間が圧倒的に足りないって意味で、敵と見なすしか、自分たちの社会を守る手段は無いって立場です。厳密な意味で敵と呼べる様な人類など居ない。ただ悪い奴が確実に居る。
奪い合うまで追い詰められた状況かも知れないし、自分の虚栄心の為に、他人から奪おうとする者も居るでしょう。それらは敵対しているだけで、悪い奴らであっても、敵とは違う。でも敵対してら、敵とみなして攻撃するしかないです。


何よりも、話し合う大前提として、状況を互いに把握していなければならない。これが大変。邪魔する悪い奴がいるからね。勘違いや誤解もあります。思念で誰かを陥れたい者も居るでしょう。もう人類の繁栄は、それくらい広大な範囲に及んでおり、話せば分かり合える時間が用意できない。その最終的に出した答えが、国境であって国軍であって、自存自衛の国作りなわけです。人を諦めたわけじゃ無いけど、苦肉の策で、そうやって日本の歴史も積み上げられて来ました。


 学校の歴史の教え方だと、全てが成り行きで今に至るかの様な誤解を与えてしまうでしょうね。しかし、大昔から、人はこの事に頭を悩ませて社会を作っているんですよ。それぞれが意識しようとしまいとね。


 戦後の教育で、意図的に戦前の日本人は、何も考えないで勢いで世界を相手に戦争を始めた。こんな調子で教えられて、それで育った子供たちは、必然的に親世代や戦前の日本人を恨みますよ。先祖も嫌いだし、そんな先祖を持つ自分たちも嫌い。文化も何もかも、新しく作り替えるべきだ。そんな世論が形成されるのは自然な流れです。
しかし、その様な流れは人工的に作られる。


 私も含めて、今の時代は本当に恵まれていますよ。「何でやねん!」と探究して行けますからね。これまでの「何でやねん」の蓄積を、ネットで瞬時に調べる事ができる。もちろん、曲げられた情報も隠された情報ありますが、それでも、図書館を渡り歩いて、本や大辞典で調べていた事を思うと、もの凄い時間短縮です。話せば分かり合える世界が、以前より遥かに近いところにある。


 昨年末から、あれだけ世界危機が騒がれて、いや、もっと前からそうです。日本の海に連合艦隊が集結して、いよいよ北朝鮮と大戦争かって時もありました。干魃に洪水、バッタが大量発生して、食糧が食い尽くされた事もあります。もう、この10年は特に酷くて、いつでも人類は文明崩壊する危機の中です。しかし、今もって健在ですよ。どころどころ壊死はしていても。


 アメリカの歴史は、ある意味で人類の終着点でもあります。昨日の続きで、金融立国の最終形態の事を話します。この数十年、生産性の伸びに対して、人々の所得の伸びは微々たるものでした。その利益の大半は、億万長者に集中する仕組みになっているからです。例えばほとんど納税しない億万長者の一人、ザッカーバーグ。この、フェイスブックを立ち上げたとされるユダヤ人は、政治献金に700億円を使った年があるとされます。
その献金は、表向きは限度額が定められていても、実は抜け穴だらけなんですよ。自民党のパー権と同じです。これも、政治の金の問題を解決する名目で、政党助成金が交付される事になったのに、そこには注意が向かない。

まあ、この話は良いです。


要は、大金持ちが、政治的に金の力で強い発言力を持つ様になった。ザッカーバーグにとって、年収で数兆円も入って来るのに、何百億円なんて自販機でコーヒーを買う様な程度の話。しかし、宝島夫妻の様に、一千万も用意すれば、死体の証拠隠滅に協力してくれる者が複数人も現れる。この現実を目の前にして、政治家が言論で堂々と戦えますか。

アメリカの政治家を調べれば、事故や病気で大量に急死している、と林千勝先生は申しております。昨日はスロバキアのトップが撃たれてます。ワクチンの闇を調査すると言った人がね。



「うちのこと、セメントいてー」って言ってる政治家も、本当は、もっと違う活動をしたいのかも知れません。だからって、信賞必罰の掟は変えては行けませんけどね。





 アメリカ国民は、独立する為にアメリカ国民になったので、もともと生意気なんです。フランス人もそう、ドイツ人もそう、もちろん日本人もそうです。大人全員、生意気なんです。そうすると、産業が起きて力をつけて来ると、主張が始まる。正教徒革命とか名誉革命とかやり出す。これを潰すには、基盤になる経済を潰す事です。そこを支配する事。これが、「我々の計画」の柱になる。

ポルトガルもスペインもオランダも、世界を駆け回る高度な造船技術を産み出しながら、何故か今は廃れた感じの目立たない国になった。産業が花開いては枯れて、また別のところで花開く。波紋の様に広がるだけで、社会はそれを蓄積できない。いや、蓄積させたら、生意気な奴らが面倒だから、そうさせない。



 日本も例外じゃないですよ。そして、先に産業基盤を破壊されたアメリカは、金融で食う国になる。アメリカ人がぶくぶく太っているのは、考えない様に、とにかく食わせて来た結果です。

アメリカ人が大量消費する事で、日本は過剰な生産力を掃ける。そしてドルを貰えば石油が買える。何で円で買えないのか。イランやロシアの石油を買ったら行けないのか。構造的に、それで回る様に作り上げられたわけです。

日本の場合、戦後は対共産圏として、防波堤として経済拡大を許された。それが冷戦終了により、今度は生意気な日本人を黙らせる局面に切り替わった。この切り替わったタイミングで、失われた30年に突入して行きます。
日本は金利を低く抑えて、アメリカの資本が流れる様に尽力します。家来として、家庭を顧みなない忠義。美しくもありますね。みみっちい男の涙ぐましい努力。「私はただのイエスマンじゃない!偉大なイエスマンだ!」って当時の政治家が言ってたでしょう、恥も外聞も無く。惨めな時代でした・・・。



 ロシアが抵抗しているのは、ここに組み込まれたく無いからです。だから食糧もエネルギーも自給しているでしょう。逆に、世界は相互依存体制が素晴らしいって、日本や韓国は、食糧エネルギーを依存する事になる。その代わりに、安価で上質な労働力を提供して、アメリカ人がそれを消費する。モノが作れなくなったから、ホストとしてアメリカ人観光客を喜ばせる。

アメリカの政治は、強大な武力を掌握する事こそに意味があるから、とにかく政治的に国民に支持されれば、何でも良いわけです。ぎゃーぎゃー言い出したら、とりあえずキャンディーやチョコレートを口に含ませる。そうすると泣き止む。これをやっていれば、民主主義国家として、独裁者を叩く武力が使える。


世の中は上手いこと回っていますねえ。良く考えられたシステムです。


DSだとか、新しい時代が来るだとか、世界が終わるとか、色々と言われていますけど、この構造に限界が来てるって事は意外に言われていない。ITだとかデジタルだとか、金融だとか、小難しい事を話している人は大勢いますけど、この人たちに見えているものが、私にはちょっと良く分からない。同じ話が出来る気がしない(笑)


 
 アメリカが人類の歴史で、最終到達点だって意味は、そろそろ証明されて来たでしょう。2000年をかけて発展して来た人類の姿が、やっぱり奴隷と主人の関係性しか作れなかったって事です。いや、人類じゃ無いな。西欧の歴史の終着点だな。

だからね、もう直ぐ西暦は終わるんだわ。