男の風上にも置けない奴らの話 | ロバ耳ブログ 

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 男の風上にも置けないって言葉。どんな意味か知っていますか。私は最近まで、全く意味を知らなかったんです。風上は、もちろん、風下にも置けないが正解じゃないの?くらいの理解しかなく、余り使う言葉でも無いので今まで放置していました。それをちょっと、以前に調べて見て分かったんですけど、結構な悪口ですよ、これ。
何が酷いって、例えば、女の腐った奴。なんて言いますよね。これを言ったら、今だったら女性蔑視だ何だって、女の腐ったみたいな奴ら非難してきます。だったら、男の風上にも置けない、も、酷い侮蔑表現で問題視してもらわないと。


 まず前提として、男が臭い!って事です。頭臭い!口臭い!脇臭い!体臭い!足臭い!くーっさい!くっさい!


って事です。男がそもそも風上に立つな。そして、男の風上にも置けない男とは、そんな臭い男でさえ、嫌がる程に臭い奴ですって意味です。



ね? なかなか酷い表現でしょ(笑) 今ねえ、中程度の臭いおっさんと仕事してます(笑) まあ、向こうも我慢してるのかも知れませんけど。シャワーくらい、浴びてると思うけどなあ。


 今日は、昨日の話のついでなので、男の風上にも置けない男たちの事を話します。岸田文雄とか、この辺の総称です。

まず歴史の事からですね。この前に、ゴールドを貿易の通貨にしていったユダヤ人の事を解説したでしょう。あの続きが欠けているのでね、その補足ですね。大きな二つの世界戦争を経て、アメリカに金が集まった事まで説明しました。軽くおさらいすると、日本の金と、南アフリカの金を元手にして、植民地主義で、世界中から金を掻き集めて、それを国際貿易に使う事にした。
ポンド体制です。国内経済では銀貨を使うけど、国際間の取引は金を使う。


 金なんて、今でこそ工業製品で重要な鉱物ですけど、本来は柔らかく、硬貨の様な物には向かない。むしろ腐食しないので、王冠とか、そういった装飾品にして初めて、その金としての価値があったんです。古代の人の記録ですからねえ。延板や延棒より、3000年前の冠や仮面。同じ金でも、どちらに価値があると思います?
それらを、白人たちは略奪しては、溶かして延棒、延板に替えてしまいました。そしてスイス銀行の金庫にしまってあるんですよ。たぶん、時々眺めては、一人でニヤついているんでしょうね。


 そんな金塊が、とりあえず大戦後にアメリカに集中する。戦争しているので、アメリカから武器や物資を買わなければならない。気がついて終わってみれば、全部アメリカに持って行かれていました。これが戦後のブレトゥンウッズ体制。大量に抱え込んだ金を背景にして、ドルが兌換紙幣だから良いでしょ、って事で、ドルが基軸通貨になります。早い話、ポンド体制をアメリカが下剋上で倒した。

ところが、アメリカは日本を侵略しただけでは飽き足らず、沖縄の基地を拠点に、更に西に駒を進めて行く。アメリカの歴史は、とにかく西回りで世界を攻略する、この一点しかない。今はシリアまで行って、西からアフリカを攻略中です。



 基本的にハワイもアメリカなんかじゃなく、もっと言えばテキサスやカリフォルニアも、元はメキシコですからねえ。ローマ帝国の頃と何も変わってない。私たちが、あれを先進国だと思って見ているだけの話です。

そして、日本と言ふ巨悪を倒して、世界は平和になったはずが、直ぐさま朝鮮半島で戦争を始めて、ベトナムに行ったでしょう。しかも負けるし。

最近じゃあ、アフガニスタンでも負けて帰って来てます。アメリカに偉大な国になってはもらいたいけど、「再び」ってのは頂けません。暗黒のヨーロッパから独立した時を指しているのであれば、再び、で良いとは思いますけどね。それでもインディアンにめちゃくちゃしたんだから、そこに反省が伴わないなら、アメリカが再び偉大になる事は無理です。


 こんなアメリカなので、調子に乗って戦争に負けて、金がどんどん流出する。そしたら、金とドルの兌換は辞めました!って一方的に宣言したんです。その時にブレトゥンウッズ体制は終わったはずなんですけど、サウジアラビアと協力して、石油をドルでしか売らない協定を結びます。これでアラブに、出鱈目な金持ちが生まれるんですよ。ドイツ人や日本人が、彼らをもてなす為に良いサービスや製品を作る様な関係性になる。

一方で、アメリカはもう、調子に乗ってしまっているので、金融で飯が食えるって人たちが増えて行く。これって、今の日本が全く同じ構図になっているの、分かりますよねえ。働かなくても、代わりに何処かの誰かを働かせる事で、豊かな生活が送れる。イギリスもフランスも、工業国が皆んな、全く同じ道を辿り、そして衰退して行く。


アメリカの場合、金の歯止めを失ったドルが、幾らでも印刷する事ができる様になって、それを使いたくない、なんて生意気な事を言ふ国を、ブン殴る様になった。リビア、シリア、イラク、全部そうです。現在、ルーブルで十分、なんて言ってる生意気な奴をブン殴りに行って、逆に殴られている所です。

このドルのタガが外れた事で、焼け太りしたのがバンガード、ブラックロックら投資銀行です。万年筆マネーとか言われまして、帳簿を右から左へ書き書きするだけで、自動的にお金が増える。そのお金を使って、彼らは土地や不動産、工場や企業そのものを買い漁る様になる。これは計画的な事で、金の力で政治まで買って、不況を作り出しては、それを実行して行きます。

「情報を牛耳る事、企業を金融の支配下に置く。」これを明確に目標に掲げています。陰謀論って言ってる人が陰謀そのものですからね。



 これを、個人主義や自由主義と上手く絡めて、株価を上げる事、金融資産を増やす事が、政治的な課題になって行く。401k、確定拠出型年金ですか。日本でも30年遅れでやって来てます。老後の生活資金に2000万円が必要。今は物価上昇も加味して、4000万円とか言い出していますよ。
そうやって、企業の活動内容がブラックであろうとクライムであろうと関係ない。株を上げる事が至上命題になって行く。

人々は寝ても覚めても、子供の頃から金融の知識を学び、株に通貨に投資する様になる。そうやって、気がつけばボロボロになって、軍事力だけ誰かに利用されて、皆さん等しく酷い目に遭わされる。これが現在進行中で、過去に繰り返されて来た裏の歴史です。


アメリカ株が、ニーサが、って言ってる人はね、上手く絡め取られた動物としての人間なんですよ、少なくとも、それを仕掛けた人たちに取ってはね。そうやって、彼らの囲いの中で、俺の方が良いブランドを身につけているとか、より高級な車を乗っているとか、より高級なマンションに住んでいるとか、そんなどんぐりの背比べをやっている。

それが見える者に取って、こんな馬鹿馬鹿しい事に無理矢理に付き合わされるって、ある意味で苦行でしかない。分かってる人は、金があっても威張らないし、同じ気持ちだと思いますよ。日本人ば金持ちでも威張らないから、やっぱりその点が良いですよね。でも世界は違うからなあ・・・。


 私は金持ちから課税しろって言ってる金持ちって、ほとんど納税してない連中ですよ。トランプでさえ、納税してませんでした。アメリカの0、1%は、兆円単位の資産を持ちながら、一円も納税していないのが当たり前になってるそうです。それを、伊藤貫が意外にも指摘していますよ。この人も、リスクを負ってものを言い始めた。


 男の風上にも置けない奴ら。こんなのを風上に置いてしまうと、世界中が臭くて居心地が悪くなる。そんなの2000年前から分かっている事です。彼らの言い分は、俺たちは仕掛けは作ったかも知れないが、そこに乗って来たのは、人間が醜い欲望の生き物だからって事です。つまり俺たちは悪くない。これを言い続けて、おそらく毎晩、金塊を眺めて自分に言い聞かせている。

こんな生き方、羨ましいですか。


ちなみに、わためはギリギリ悪くないよ。